本講座の第一回で、移動と固定にまつわる様々な二元論をあげ、様々な移動に伴う様々な両眼視野が世界認識の有力な方法となった体験を述べました。続く第二回では、「動か、不動か」という分岐を通じて、「移動」と「自由」という二つの姿勢が、同義とは言わなくとも、類義ではあることを発見しました。そして、共に同じ想念を志していながら、「移動」ではその実現方法上の、「自由」ではその概念上の選択に、それぞれが焦点を当てたものであることを見てきました。

そこで今回では、そうした移動体験主の立場自体を対象とし、その「自明性」そのものに移動を与えてみたらどうか、そうした想定に取組んでみたいと思います。 詳細記事