私はこのごろ、自分の用いている言葉が、どうも寸足らずで不自由な気がしてなりません。それはことに、「越界-両生学」に取り組み始めてから、その異次元の世界を表そうとすることに、この現世に適して発達した言葉では、いかにも事足りないのです。いや、より正確に言えば、その表現以前に、その世界を想像すること自体が、今の自分に与えられている言葉を用いていたのでは、なかなか足手まといであるようにさえ思えるのです。 詳細記事

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「もし、宇宙の神秘を解き明かしたいのなら、エネルギー、周波数、振動について考察すればいい。」

ノキア・テスラ

〔アメリカの科学者・発明家。「フリー・エネルギー」の章参照〕

 

一世を風靡した合理主義者、還元主義者、そして現世の唯物的解釈者たちの死の前兆を示すものは、心についての科学の隆盛だろう。だが、頑迷固陋な懐疑主義者や自らの内なる声を聞く耳を持たぬ者たちは、いまだにテレパシーを、考えられないとするばかりでなく不可能とすらみなして、うつろな経験主義に執着している。彼らにとって、そう明言するのは有意義であろう。だが、心と心の交信の証拠は、いまやあまりに知れ渡っており、英国先進科学学会の年次総会でも提唱されている。

心の科学という分野は、ことさらに新しいものではない。宇宙の神秘に迫ること自体は、Metaphysics〔超物理学〕〔訳注〕という、古代そして今日も興隆中の、新旧両時代にわたる科学である。「Metaphysics」という言葉は、「Metaphusika」--ギリシャの哲学者アリストテレスの論文の題名--という語からきている。超物理学は哲学の一分野で、心と物質の関係と現実を考察するものである。人間の心の力がいっそう明らかになるにつれ、新たで未解明な現象を受け入れる能力も拡大してきている。 詳細記事