Day 170+509(1月26日「オーストラリアデー」)

別にいまに始まったことではないのですが、齢を加えるということは、精神的安定がきわめてもろくなる一方だと、いやがおうでも認めざるをえません。そしてやがてやってくる認知症とは、それは病的症状であると同時に、本人にとってはおおらかな安住感でもあるようです。そこで、いったんその不安定つまり認知症の発端にとらわれると、自らが陥った病状のその片やのいたたまれなさから、逃げ込むようにその他方の症状に浸ってゆきたくなる、そんな心境的陶酔郷への誘いがあるような気がします。それゆえ、私の健康志向は、ともあれそれを「悪循環」の始まりと受け止め、そうしたのめり込みに魅了されぬよう、不安定さの進行をなんとかスローダウンさせようと自“訓”している、そんな姿かなと思っています。 詳細記事

店は、「ゴー・ミヨ」掲載以来、来客数にさほどの変化はみられないものの、常連さんたちの満足度が“心理的”に高まったようです。それは、「来るたびごとによくなってるね」とか「よその店では味わえないね」といった、これまでとはちょっと違った声かけに象徴されているように感じられます。

そうした中、再来週、私はニュージーランド行きで一週間(正味は三日)の休みを取ります。また先週には、募集をかけていたシェフ職に応募があって、一人が面接にきていました。結果は不採用だったようですが、やはり、私が居座って若い人たちの働く機会を邪魔しているのではないかと気にかかります。 詳細記事