この章でいう「幾何学」とは、はたして、近代科学以前のそれなのか、それとも、今日の科学はそれをまだ知っていないのか。むろん著者の論点は後者で、その未解明の大自然そして大宇宙に「意図」が秘められているとの視点が、タイトルに「聖なる」が付されている理由です。つまり、この「聖なる」とは「神・聖なる」ではなく、それから「神」をとったもので、そこに「神」を付けてしまうことで、本来の追及の力を失ってしまうという考え方です。 詳細記事

 

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聖なる幾何学(その2)

 

 

光と完全調和する432ヘルツ音

古代ギリシャ人が強調したように、音や音楽は振動で構成されている。 それは単純には、毎秒の振動が多くなるほど、音質は高くなることを示している。振動を表す単位はヘルツ(略称Hz)である。「432 Hz」は自然音響の原理をなす振動で、宇宙の自然な「主音」である。周波数の432 Hzは、黄金比原理であるフィボナッチのファイ(Φ)比率を表し、光、時間、空間、物質、重力および磁気の特性を、生物学、DNAコード、さらには私たちの意識とも、一体に結び付けることが知られている。過去100年間、私たちの音楽はA-440Hzに再調律され、余分な8Hzが追加され、完全な周波数である432Hzから、微妙なな歪みが生じている。 詳細記事