各通貨に対し値上り傾向を示していた豪ドルが、１１月２８日、１ドル＝８８円台にのり、今年初めの年底値７７．２７円から、１１円（１４パーセント）ほどの値上りとなっています。３０日現在では、８８．３１（買い）円です。

下のグラフのように、今年は右上がりの上昇トレンドをしめしてきています。豪ドルでの預金をお持ちの方には朗報ですが、これから、オーストラリアに旅行しようとする方には、不運なニュースです。

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　資料出所：読売新聞、為替レート・チャートより
　　　　　　　　　　
今後の見通しですが、豪ドルは、円安基調に加え、豪州経済の好調、中国を中心とする資源産品の輸出量および価格の高水準、インフレ懸念からの利息引上げの見通しなどから、こうした高い水準は、こうしたファンダメンタルズが変わらない限り、とうぶん維持するものと見られています。

（２００５．１１．３０）

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