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公定金利引上げ確実に


11月初めに予定されているオーストラリア連邦銀行会議の決定により、公定利率が0.25%引き上げられ、6.25%となることは避けられないとの観測が一般的です。

利息収入にたよる人には良いニュースですが、
こうしてお金のコストが上がって行く結果、順調であった経済が、それがゆえに自らを窒息させる情況をもたらすのではないかとの危険も高まってきています。

下のグラフが示すように、物価は、生産者、消費者価格ともに上昇しており、ことにCPIは、連銀が目標幅とする2パーセント台を越え始めています。また、賃金上昇率もじわじわと上がっており、ことに、先週に決定された最低賃金の5.6パーセントという予想を超える大幅な引き上げ(12月1日より実施)は、いっそう、上昇圧力を高める結果となるのは確実です。

市場関係者では、11月の金利引き上げに続いて、来年2月にも、再度の引き上げが行われる可能性が高いとの観測がなされています。



(2006.10.31)

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