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連銀総裁、金利引き上げを示唆


オーストラリア連邦準備銀行総裁は、29日、住宅を買おうとしている人に、住宅価格はオーバーヒート状態で、金利も上昇傾向が避けられないなかで、行き過ぎたローンをすることには慎重になるよう、異例な警告を表しました。

この警告は、先週末の住宅市場で、競売の成約率が、メルボルンで75パーセント、シドニーで70パーセントと、この一年間で最高の高さを示し、需要の高さを証明しているなかでなされました。

また、全国の住宅価格の上昇率は、昨年一年で平均13パーセントを上回り、人口の増加も順調で住宅需要を下支えし、住宅市場の過熱状態が懸念されています。

また、この警告を受けて、今月の政策金利が、今月の連銀の理事会で0.25パーセントパーセントポイント引き上げられると予想する確率は、50パーセントから62パーセントに跳ね上がりました。

この警告の中で、総裁は、金利は次第に引き上げられる必要がある、と明言しています。

 資料; Australian Financial Review, 30 March 2010

(2010.3.30)

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