アパート賃貸料、値上がり傾向へ

 不動産アナリストによると、アパート賃貸物件は、今年、空室率の低下を反映し、その収益率が上昇に転じるとの見通しをたてています。
 ほとんどの主要都市において、空室率はこの数年間の最低まで下がってきています。これは、ここのところの、需要の拡大と、完成する物件の減少の反映と見られています。
 空室率は、通常、3パーセントほどが正常とみられていますが、昨9−12月期で、全国平均で1.6パーセント、もっとも高いシドニーでも2.8パーセントまで下がりました。
 こうした状況の結果、この一年間で、2寝室アパートの賃貸料が、シドニーで週平均290ドルへと3.6パーセント値上がりし、メルボルンでは、同220ドル、4.8パーセント、ブリスベンでは、同230ドル、9.4パーセント、パースでは、同180ドル、16.9パーセントと、率に差はあるものの、共通した値上がり傾向となっています。
 今後、オーストラリアの主要都市で、賃貸アパートを借りる人には比較的割高になりますが、所有して住んだり、貸したりするには、有利な状況になりつつあるといえましょう。
 (データ出所: 11 Jan 2006, Australian Financial Review紙)

 (2006.1.13)                                                   
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