NSW州、移民受け入れ増へ政策転換
州首相の交代に伴い、NSW州労働党政府は、従来の政策を転換し、同州への移民流入を拡大する新政策を発表しました。その内容は、連邦政府のスキル移民の拡大と呼応して、同州への同移民の割り当てを従来の350から700人へと倍増するものです。

ことに、流入促進のターゲットとなるのは、金融、薬品、情報通信、生物テクノロジーの分野でスキルをもつ労働力で、また、同政府は、ビジネス経営の経験者による同州への投資を歓迎するともしています。

この政策転換は、環境重視の姿勢を維持していた前カー首相に代わり、イエマ新首相の就任により取り上げられたもので、他州と比較して経済成長におくれをとる、同州経済を活性化するための取り組みの一環とみられています。


州政府は、この政策を推進するため、米国、英国、カナダ、アイルランド、インド、中国の大学や産業展に代表を送り、その政策をPRするとしています。

資料は、6 April 2006, Australian Financial Review 紙。


(2006.4.10)
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