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週50時間以上働くオージーの割合

統計局の発表によると、昨年8月に実施された国勢調査のデータをもとに、国民の労働時間を分析したところ、全就業者 (890万人) のうちの18パーセントにあたる160万人が、週50時間以上働いていました。性別では、男76.6%、女23.3パーセントでした。

この割合を州別にみると、西オーストラリア州が19.5%、クイーンズランド州が19.2%、NSW州が17.4%、ビクトリア州が16.9%と、あきらかに、資源産業がさかんな州で、多忙となっている様子がわかります。

しかし、この割合を州首都別にみると、パースが17.6%、ブリスベンが17.5%、シドニーが17.4%、メルボルンが16.5%と、その差は縮小し、忙しさは主に “現場” で発生しているようです。

また、一日10時間以上働く人の割合を職種別にみると、管理職が30.2%、専門職が21.4%、技能・職人職が15.6%、機械・自動車運転職が9.1%、事務職が6.6%となっています。

昨年8月のこの調査日に、車で通勤していた人は、シドニー、メルボルン、ブリスベンの三都市の四分の三以上にのぼり、公共交通機関を利用していた人は、全国平均で、6.7%でしかありませんでした。また、通勤に自転車を利用している人は0.8%でしたが、歩いて通勤が4%とは、意外に多い数字でした。

(2007.10.30)

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