技術者年俸、6〜15%の上昇
オーストラリアの技術者などが加盟する労働組合によると、技術者の年俸はこの一年で6〜7パーセント上昇し、ことに人手不足の深刻な地下資源関係では、10〜15パーセントの上昇となっています。

APESMA(オーストラリア技術者、科学者、管理職労働組合、2万5千人の組合員数)は、さらに、今年の引き上げは、引き続く人材不足により、さらに15パーセントまでに達するとの予測をしています。

同組合のCEOの話では、大学の技術者コースへの入学者の減少や、今後すすむ高齢者の大量の退職により、現場での技術者不足はさらに深刻になるといい、たとえば、国防方面での技術者だけでも、今後12ヶ月から24ヶ月の間に、約2000人の技術者を雇用する必要にさらされると見ています。

また、政府は、こうした人材不足に対応するため、移民受け入れによる緊急対策をとってきていますが、主なその供給元である英国、EU、南アフリカなどでは、技術者のサラリーが上昇しはじめ、インドや中国にその供給先を求め始めています。

資料出所は、 13 Feb 2006, Australian Financial Review紙より。

(2006.2.14)
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