寿命200歳への展望

〈訳読‐2b〉現代の「東西融合〈涅槃〉思想」(その6)

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「私の宗教は単純です。寺院を必要とはしませんし、難しい哲学もいりません。ただ、私たち自身の頭脳と心臓が寺院で、親切心が哲学です。」

ダライ・ラマ

 

生涯のいずれの時でも、人は、命を得ているか失っているか、そのいずれかである。命を失っている時とは、病気とか死とかが、その人の長生きの可能性をむしばんでいることを意味する。私たちの身体をはじめ、命に関するすべては、つねに変化している。そのいずれもの瞬間において、人は強くなっているか、あるいは、弱くなっていると感じる。もし、命を失いつつあるのなら、死に向かっていることだ。そしてもちろん、私たちは自分を消費して生きている。私たちの皮膚は、平均35日ごとに入れ替わっており、肝臓はほぼ一ヵ月ごとに再生されている。そうした身体は、私たちたちが摂取した食物や飲み物からつくられている。文字通り、私たちが何を口にしたかが、私たちが何であるかを物語っているのである。

 

3.1.2 directions

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

私たちは、身体的活力を得ているか、失っているかのどちらかである。100歳あるいはそれ以上まで健康に生きるためには、全生涯にわたり、健全感を実現し続けることが肝心である。

 

食物は薬であるけれども、それは化学薬品を含んでいない。食物に薬がふくまれている例は、レスベラトロール〔ブドウの皮などに含まれている抗酸化物質〕、クルクミン〔カレースパイスであるウコンの黄色色素〕、ターメリック〔ウコンの英語名〕、フィコシアニン〔色素タンパク質〕、ポリフェノール〔ほとんどの植物に含まれ、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける〕、そして一万種以上の植物が自然に作り出す化合物があり、私たちの体に薬品として働く。処方される薬のほぼ25パーセントがなんらかの植物からの抽出物――スタチン系薬物を含む――であることをふまえ、巨大製薬企業は、膨大な諸資源を投じて世界の植物界の持つ驚くべき効用をもつ分子の豊富さを調査し、自然から模倣しそれを作り変えて薬品として特許を取っている。世界資源研究所(World Resources Institute)〔アメリカの環境シンクタンク〕ですらこれをすでに認めているが、他方、人類の80パーセントは、いまだに植物から採った薬に頼っているということを念頭に入れておく必要がある。結局、人間の身体は、植物に満たされた環境のなかで進化し、薬剤的効果を含む、生理学的な利益を得てきた。と言うことは、あらゆる人間の病的状態には、すでに自然がその治療法を用意してきていると言える。

長く維持される健康はまた、多分に生活態度、ことに食物についての信条や利用法、そして総体としての生活の質に関わっている。科学者は、こうした事実をくりかして研究――偽薬効果や、ストレスや満足そして援護制度の整備の度合を調査――して証明してきた。身体の自然治癒の能力は、考えられているものより大きい。したがって、肯定的で前向きで、意欲あふれる態度を維持することは、他方での身体的健康状態を全的に維持し向上させることと合わせて、誰もの優先事項とされるべきである。『リーダーズ・ダイジェスト』〔月刊総合ファミリー雑誌〕が指摘するように、「笑いは最上の薬」なのである。

私たちの生命のいろいろな要素が、老化を喰い止めたり、病気を予防することができる。私たちが暮らす物的環境やその他の周囲状況もまた、私たちの生命の長さに影響を与える。例えば、山岳地帯に住む人々は、平均より長い寿命をもっている。高い標高の地に住むことは、その身体により多くの白血球を持たせ、この免疫機能をもった細胞は、感染病や外的侵入物から身体を守る。コロラド州は、米国の中で長命度で上位に入る7つの郡を持っており、そのすべての平均寿命は81.3歳である。その7郡とは、クリアークリーク、イーグル、ギルピン、グランド、ジャクソン、パークそしてサミットで、いずれもが大陸分水嶺に隣接するかその付近に位置しているのは、偶然であるとは考えにくい。長く実りある人生とは、その生命の、置かれた環境とそれをどう扱ったか、にかかっているのである。

 

享年256

中国の公式記録によると、薬草医リ・チン・エン〔李青曇〕は1677年に四川省ち江区に生まれた。彼は1736年生まれだと主張しているが、それでも彼はかつてない長命を持っていたこととなる。その長い生涯を通し、彼は武道を持続して鍛練し、また、薬草医としても名高い。彼は以下のような薬草を採取し使用していたことが知られている。霊芝、ゴジ〔クコ〕の実、野生朝鮮人参、くこ、ゴツコラ、そして他の漢方薬。彼の栄養源はこうした薬草と酒であった。彼はその生涯のうちに、先立たれた23人の妻より、おそらく200人をこえる子孫を残した。1930年、ニューヨークタイムズは、中国政府の公式文書が公開されたとの記事を報じている。その公開文書のうちの最古のものは1827年のもので、リ・チン・エンの150歳の誕生日を祝福している。その次に古いものは1877年で、彼の200歳の誕生日を祝うものである。

この話にはいくつかの興味深い歴史的事実があり、彼の超長命の生涯を照らし出している。彼は気功の技をそなえた漢方薬草医で、生涯の多くを山中で過ごした。彼の弟子の一人、太極拳の師匠ダ・リウは、自分の師の話をこう述べている。リ・チン・エンは135歳の時、はるかに年上の隠者に出会った。その人は500歳をこえ、山中に住み、彼に馬貴派八卦掌〔中国武術のひとつ〕と気功の体系――呼吸法、動き方、特定の音に調和する訓練そして推薦される栄養法――を教えた。ダ・リウは、彼の師が自分の長命は「特定の運動を、規則正しく、適正に、誠意をもって、毎日、120年間にわたり実行したからである」と述べたと言う。ダ・リウは国に戻って一年後、自然な原因で死んだと言われている。

それにしても、リ・チン・エンはいかにして、そのような長命を生き得たのであろうか。彼はその秘訣をひとくだりの文に表している。曰く「静かな心を保ち、亀のように座り、ハトのようにすばやく歩き、そして犬のように眠る」。1927年、国民革命軍のヤン・セン〔楊森〕将軍は、彼を四川省Wann Hsienの自宅に招いた。この時、下の写真が撮影された。ヤン・センは彼に、自分の部下の兵士に武道を教える機会を提供した。将軍は、招いた客が250歳にもなっているのに、その客の若さは信じられなかった。彼はまた、無極を維持するという道教の修行の基本を学ぶことは、彼の長命のもうひとつの秘訣であると述べた。リ・チン・エンは、1933年5月6日に死んだ。彼は弟子たちに、自分はその生涯のうちに自らの使命を果たし、家に戻る用意ができている、と語った。リ・チン・エンは、化学薬品の時代のはるか前にあって、完璧に総合視主義〔訳注〕の生き方を送ったことを銘記しておくべきである。

〔訳注〕 ホリスティック(holistic)の訳語で、近代科学の主要手法である分析・分断的視点よりむしろ、病気や健康を環境も含む総合的視点に立って対処する医学的立場。東洋医学は伝統的にこの見方を取り入れている。

3.1.1 Li_ching_Yuen

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

リ・チン・エン〔李青曇〕は著名な漢方医、武術家そして戦術顧問で、推定、256歳まで生きた。本人は1736年生まれと主張するが、1677年生まれという記録がそれに異論をていしている。その伝えられる寿命256歳あるいは197歳は、いずれにしても、確認されている世界最長のフランスのジニー・カルメン夫人の122年164日という生涯をはるかに超える。彼の真実の生誕日は永遠に不明だが、彼が死んだのは1933年5月6日だった。リ・チン・エンは、その長命を、平穏な心、正しい呼吸法、健康な食習慣、そして日常的な運動の産物という。誰も内面の静穏をえることで、すくなくとも百年は生きられるというのが、彼の信念である。

 

新しい臓器の開発

健康的な暮らし方の選択の一方、命を延長する科学の急速な進歩において、いっそう健康な知識の充実がある。将来の世代は、150歳、あるいは200歳までも生きるのであろうか。最新の科学と技術の発展は、そうした可能性に現実性を与えていると専門家は言う。たとえば、科学者らは研究所で大きな前進を達成し、成人の幹細胞から新たな臓器を成長させたり、3Dプリンターを用いて身体の部分を造り、あるいは、遺伝子療法を用いて盲目とか白血病と言った病気の治療に成功している。それら以外にも、医師たちは、ある虫の命を寿命延長技術を用いて倍に伸ばしている。

医師たちは今日、自分の患者自身の細胞から、移植臓器や身体部分を実験的に成長させている。いまアメリカでは11,200人の患者が臓器移植を待っているが、その多くは永遠に待ち続けなければならない。新しい臓器を育てることへの需要はかつてなく高まっている。科学者たちは、特定の損傷あるいは病気の臓器から郵便切手の半分以下大の組織を取り出し、その組織を造り出している。たとえば、ある患者の膀胱から幹細胞を取り出し、栄養素を浸み込ませた生分解性鋳型に移植し、生物反応器のなかで培養の後、その組織は新たな膀胱へと成長し、そして、その患者の身体へと戻される。

ノースカリフォルニアのウェークフォレスト再生医学研究所では、上記のような研究施設をもち、幹細胞を摘出して増殖させて患者に使用している。他の研究所では、生分解性「足場」を作り、その上に幹細胞を散布、生物反応器と称される装置のなかで調理され、人体への使用を準備している。現在、同研究所では、20以上の異なった種類の組織や臓器が育てられており、そのほとんどが患者に移植されている。こうした研究室産の組織や臓器には、血管、耳、指の骨、尿道そして人工心臓弁などがあり、すべて人間の細胞から育てられた。火傷患者への人の皮膚や小さな筋肉の移植は、拡大し始めている分野である。患者の幹細胞から身体部分をつくるそれ以外の長所は、他の人のものではありえる患者の拒否反応がないことで、その患者に有毒な抗拒否反応薬を用いる必要がない。

老人医療の専門家によれば、現在進行中のライフスタイルの変化により、今日の人々は、コロラドの山岳地帯の人々のように、容易に80歳代まで生きることができる。さらには、遺伝学は重要な役割を果たし、科学の進歩に貢献するだろう。むろん、人がより高齢まで生きるようになると、生活の質の改善の中で、病気予防はそれだけ長い時間を必要とすることになる。また、睡眠は身体を若返らせる意味で、重要な支援となると認識されている。したがって、就寝するのは毎夜同じ時間とし、起床もやはり同じ時間であることが望ましい。一日の中での昼寝も推薦される。熟年者には、毎夜、少なくとも7から8時間の睡眠が推薦される。一方、思春期や老人は、通常、毎夜、8から9時間の睡眠が必要である。睡眠は身体に回復と若返りの時間をあたえる。

 

遺伝子療法

末期的患者を扱う別の方式が遺伝子療法の科学である。ガン研究の分野で知られていることは、細胞壁が損傷された時には、炎症が起こっていることで、それがガン細胞を作り出す。酸性化した血液は、異常な血液細胞――これもガンの高い発生を引き起こす――による。研究者たちは、白血病の治療への異なった方法――患者の血液細胞を侵入したガン細胞を追い詰め破壊する「殺し屋」細胞へと変化させる――が最初の明瞭な成功を収めたことを報告している。科学者は、新しい遺伝子をT細胞へと運ぶ運搬役と殺しそして増加する細胞を教える警報メカニズムを開発してきた。これは、ガン細胞を標的とし、破壊し、加えて遭遇した新しいガンを殺す「連続的殺し屋」の一群となる。T細胞は同じようにビールスを攻撃することは知られてきたが、ガンに対してなされたのはこれが初めてである。

科学者によると、私たちの寿命は、その20から30パーセントは遺伝子によって決定されている。初期の研究はSNP〔一塩基多型〕――ゲノム結果に発見される特定の変化――との標準的結果と比較した。しかし、SNPは一部の人たちの寿命の原因であるという結論のない結果がえられただけだった。今日、専門家は、寿命は、わずか百万人のうちの一人に存在する特定遺伝子が関与しているらしいと述べている。これは、3つかそれ以上の遺伝子が関係しているが、それらは極めて珍しい遺伝子である。もしこうした遺伝子が特定され、複製され、遺伝子療法に使用されたなら、私たちは誰でも、110歳かそれ以上を生きる、「超百歳人」となれる機会をもてるかもしれない。

 

pH均衡と健康 

多くの健康研究者によると、慢性病の全面治療は、血液が正常つまりpHがわずかにアルカリ性に保たれている時のみに達成されている。つまりこの研究が意味する重要さは、闘病中、病気から快復中、あるいは、ただ快適でいたいといった人に極めて意味深長である。というのは、身体のpHは、胃あるいは腸を含み、〔人体の〕あらゆる「分野」に影響する。人間の血液は、きわめて狭い範囲のpH 幅――7.3のやや上――で一定している。この値からの上下は、何らかの病気あるいは症状を意味している。pHがバランスを崩す時、血液内に微生物形状が形成され、それは形を変え、突然変異し、病原を反映し、そして増殖する。さらに、建設的な酵素が破壊的になる。pHが不均衡な時、細胞への酸素輸送が阻害される。免疫システムは不均衡な分野を撃退できない。

オットー・ワーバーグ博士は、ガンは細胞レベルでの酸素不足による細胞の呼吸の弱まりが原因であることの発見により、1931年、生理学・医学部門のノーベル賞を受賞した。同博士によると、細胞の呼吸の損傷は発酵作用の原因となる。「ガンをもつ人は誰も、余りに酸性化したpHを持っている」と同博士は言う。発酵作用が乳酸のような酸を生産し、身体のpH度を下げ、酸性化させる。酸性化した細胞内外の環境はDNAとRNAがもつ細胞分裂を制御する能力を破壊し、ガン化した細胞の増殖を許してしまう。ワ―バーク博士は、「今日、ガンとは何で何が基本的原因なのかを、誰も知っていないとは誰も言えない。というより、その基本的原因がわかった病気はないのであって、今日、無知はもはや言い逃れではない」と言う。ガンは酸素が供給され、アルカリの環境下では生きられなく、ガンの治療は、身体に酸素を供給し、解毒し、そしてアルカリ化することである。

人間の身体は、通常摂氏37度(華氏98.6度)の温度を持っている。私たちの体はまた、特定の水分含有率、圧力、pH均衡、自然周波数、そして、栄養欠乏を持っている。人間の通常のpH均衡は、各臓器が動脈血内に適正なpHを保っていれば、アルカリ性の7.35から7.45の範囲である。健康な身体は、酸と塩基の両方を持っている。食べたり飲んだり呼吸によって摂取された酸の量に対処するために、身体は骨のような身体の部分からアルカリ物質を取り込む。アルカリ性の水を飲むことで、私たちは摂取した酸に対処することができ、身体がそのpH値をより健康に制御することを助長しうる。

ガン細胞は、酸性pHの中でのみ生存できる。ガン細胞はアルカリ性pHの環境では生きられない。身体の酸性状態は、身体からミネラルや酸素を引き出し、免疫を下げ、老化を早め、そしてさまざまな病気を呼び込む。もし適量が摂取されるなら、ゴジの実は酸性血液をアルカリ性血液に変える良好な一方法で、48時間以内に効果を表す。今日の毒性環境は、フリーラジカル〔毒性の強い遊離分子〕の生産を無軌道にし、老化促進や、おそらく、ガン、心臓疾患、アルツハイマー病などの退行性の病気の原因となる。

健康な身体の昼間の平均脈拍数は62から68ヘルツである。この数が下がると、免疫システムは能力を落とす。もし58ヘルツまで下がると、風邪やインフルエンザの兆候を表す。55ヘルツでは、カンジダ症といった病気が現れうる。52ヘルツではエプステインバー〔ガンの引金になるビールス〕が現れ、42ヘルツでガン〔の発病〕が可能となる。ローヤル・レイモンド・ライフ博士によると、いずれの病気も脈拍数を持っているという。同博士は、特定の脈拍数は病気の発生を予防し、他の脈拍数は病気の破壊も可能であることを発見した。高い脈拍数の存在は、低い脈拍数の病気を破壊する。 

アルカリ性pHの水は、リットル当たり1ドルほどで、高いものではない。それは病気を予防できるばかりでなく、味もよく、クリーンでもある。その他の選択は、水にベーキングソーダ――高いpHを持ち、少量でも持続する――を使うことである。腫瘍細胞内部のpHはふつう、通常細胞と比較して極めて低く酸性で、セシウムの塩は腫瘍細胞のpHレベルを平常レベルに上げる可能性がり、ガンの進行を遅らせることができる。塩化セシウムのサプリメントは、腫瘍細胞のpH値をあげる作用があり、「高pH治療」と呼ばれる治療法に使われる。

 

自然治癒 

「ワクチン」という名称は、「果実」という意味のラテン語「vaccinium」から来ている。「果実」のほとんどの種類は、高い抗酸化物質の含有のために、「スーパー食品」と見なされていたからである。また、オレガノは、ブルーベリー、オレンジ、リンゴよりもたくさん抗酸化物質を含んでいる。抗酸化物質は、ガンや老化や数々の病気の共通の経路である細胞の損傷を、予防するためにひろく用いられている。抗酸化物質は、フリーラジカルに安全に対抗し、重要な分子が傷つけられる前に連鎖反応を断ち切る分子である。そうした果実やスーパー食品は、大手薬品企業の株主のために、特許という金儲けの手段をとれなかったゆえ、私たちは、この合理的で自然な選択についての教育を適正に受けることはなかった。加えて、さらに大きなメディアの注目が、そうした自然な総合視治療法より、医療や薬剤の消費にそそがれてきた。世界最大の産業のひとつであり、ワシントンのもっとも有力なロビイストを雇っているのは、不幸なことに、薬品産業である。巨大薬品企業は巨大ビジネスである。毎日の生活で、「スーパー食品」を食べ健康な食習慣を続けることは、どんな病気の発生を予防するためにも、最善の道である。ある医学調査は、ブルーベリー――自然の高い抗酸化物質を含む――の毎日の摂取が、腹部脂肪を減らし、記憶を改善させ、ガンを予防さえすることを証明している。

アルカリ性の食品や水は、病気を予防し撃退するための要である。もしあなたが水道水やボトルの水を飲んでいるとしたら、その水は酸性である。ガンや他の病気は、酸性の環境に繁殖する。レモンやグレープフルーツはアルカリ性である。オレンジのような他のかんきつ類は酸性を示す。蜂蜜や新鮮なレモンを絞って加えたたレモン水を主体とした二週間の断食は、体内を解毒し、他の酸性食習慣から切り替えるための好ましい方法である。命の危険にさらされた人たちが、この蜂蜜とレモン水の断食によって、奇跡的に回復できたとの諸報告がある。

季節の風邪の症状を回復させるにあたって、薬をすべて避け、有機的方法によることは可能である。緑茶の抽出成分にウコンを混ぜたものは、予防および治療法として好ましい。ウコン、厳密にはその主要成分であるクルクミンは、畏敬の念をおこさせるほどの、健康への広い効用を明解にもった抗ガン「スーパー食品」スパイスとして輝き続けている。ビタミンDサプリメントをとるか、毎日の日光浴は、予防注射を避けたインフルエンザ退治に有効で、風邪を予防するにもよい方法である。レスベラトロール〔ブドウの果皮などにも含まれる抗酸化物質〕もまた有効である。セント・ジョンズ・ワート〔セイヨウオトギリソウ〕は、ベトナムでのH5N1〔インフルエンザの型〕に対する効用をもって用いられている。ニンニクは、MRSA〔耐性化した病原菌〕に対する有効性をもった自然の硫黄をもとにした化合物である。ムコソルバンまたはアンブロキソール・ハイドロキサイドは、肺および呼吸器の損傷にとても効力をもっている。この化合物はまた抗ウイルス性および抗炎症性効用をもつ。風邪の兆候に対処するためは、ビタミンCとD3の摂取量を経口で増やすべきである。症状に応じて、連続して電解質レベルを維持することも重要である。いったん流感に感染した場合、治療処置は約72時間以内に行わなければならない。対症療法もよいが、病気の根元を生物学的に扱うのは時間との戦いである。

人は誰も毎日汗をかき、毎日、完全な排便を一度するべきである。私たちの毒素の排出はその取り入れと同量であるべきで、それにより細胞は酸素が供給され、血液は弱いアルカリ性が保たれる。また、身体が熱さや寒さの「刺激」を受けることは、体にとっては健康なことである。人が長命な文化は、暑さや寒さの刺激を加える伝統を持つ。たとえば、スカンジナビアの人々は、寒い日に熱いサウナに入る習慣をもち、ロシアの人々は、温かい家から外に出て、冷たい水につかる。亜熱帯な気候に住む人々は、暑い日に冷たいシャワーをあびることから恩恵をうけている。

体をアルカリ性化するには、新鮮で純粋な水を飲み、深く呼吸し、微笑みそして笑い、濃緑野菜を食べ、柑橘果実を食べ、自然に過ごし、音楽を歌ったり聴いたり演奏したりし、そして、ひたすら前向きな考え方をすること等々である。

体を酸性化するのは、厳しく苦しい怒った言葉を聞いたり、考えたり、しゃべったりし、交通渋滞でいらいらし、嫉妬やねたみを感じ、働き過ぎ、過剰な運動をし、充分な睡眠をとらず、酸性化食品を食べ、酸性化合物を吸ったりさらされたりし、テレビやラジオやコンピューターといった電子器具を長時間使ったりすること等々である。それにはまた、身体に供給される酸素を減らすどんなことも含まれる、例えば、ストレスが強くあるいは恐怖の状況では、人は無意識に呼吸を浅くする。

 

ガンの隆盛

ガンは総じて、それが診断される、あるいは腫瘍として出現するはるか以前から、野放し状態がすでに始まっている。私たちは誰でも、体内にガン細胞を持っている。そうしたガン細胞が何百倍も増殖する以前では、何ら問題はない。そうした病的現象は、増殖を予防するために体がそうしたガン細胞を特定して破壊するために使用する自然栄養素が、日々摂取する栄養素に存在していないから生じる。私たちの体は、あらかじめ供えられた自然の治癒システムを持っている。つまり体は、栄養の形で適正な構成要素を持っているならば、自分自身で治療することができる。大半の人々は、自分が食べたものが病気の原因だということを理解していないのである。

追って行われた最新の研究が示していることは、スパイスのウコンが総じてガン細胞の成長を止めることができる、ということの発見である。さらに、科学者によって成されたこの偶発的な発見が示していることは、多くの医療関係者が私たちに信じさせようと望んでいるにも拘わらず、真実の科学の欠如が、おびただしい「旧式」の治療法を生き長らえさせていることである。すなわち、それが単に利益を生み出さないという理由で、製薬会社や医学界とは反対に、そうした自然療法界は、たとえわずかな資金提供すら受けていないことである。もし誰もがガンの治療や予防にウコンやビタミンDを使用し始めたならば、大手製薬会社は、その収益の巨大な部分をうしなうだろう。

これら以外にも、既存医学が日常的に無視している総合視治療法がある。例えば、化学療法〔キモセラピー〕を受けようとしている多くの大人や子供が、それに代わってカンナビス〔大麻〕油を使いたいと望む。そして2ヶ月以内に、化学療法が必要なかったくらいに、そのガンは減衰するかその腫瘍は縮小する。カンナビス類油は、ガン細胞を死滅させる「細胞死のプログラム化」と呼ばれる命令を出していることが発見されている。

化学療法のその他の代替治療は、スタニスロウ・R・バージンスキー博士によって提供された。同博士は、内科医かつ生化学研究者で、人体のなかの自然産ペプチッドとアミノ酸誘導剤――これらは後に「抗腫瘍薬」と呼称――の特定を専門としている。彼は、それらは生化学的防衛システムの構成成分で、正常細胞を破壊せずにガンの成長を抑えるが、ガン患者には健常者に比べ不足していることを発見した。

偉大な事実は、その必要から、つねに単純明快である。ベーキングソーダは、家庭の洗剤として用いられるばかりでなく、ガンと闘い、風邪を抑え、流感を予防し、放射線障害の治療にさえ使われる。ベーキングソーダとは重炭酸ナトリウムのことだが、体をアルカリ性にし、重金属や放射能を吸収し、空気を清浄にし、火災を消火し、臭いを消し、虫刺れのかゆみを減らし、自然の歯磨き粉としても用いられる。イタリア、ローマ出身のシモンチーニ博士は、菌性感染とガンの増殖を最初に関係づけた。彼は、腫瘍がベーキングソーダ――自然の抗菌剤――で紅潮し、数日以内に完全に消滅することを発見した。このベーキングソーダのような、時の試練をへた治療法は、ある人たちには大したニュースではないが、私たちにとっては注目に値するものである。結局、それが私たちの回りでそんなに長期に用いられているというのは、効用があるからなのである。

 

ガン退治の代替方法

研究者は、私たちの生得の免疫システムの主要構成要素で、超長命の鍵を握っていると考えられている、ある種の細胞毒性リンパ球細胞の複製をつくる方法を探究している。その「自然の殺し屋」(NK)細胞は、腫瘍やビールスに感染した細胞に拒否反応する際に主要な役を果たす。NK細胞は、私たちの免疫システムではじつに重要な細胞で、ガンとの闘いにおいても重要な自然の武器である。この細胞は、アポトーシス〔細胞にあらかじめプログラムされた死〕によって標的細胞を殺す細胞毒素をもったタンパク質を吹き出して怪しい細胞に注入して殺す。NK細胞は腫瘍やビールス感染した細胞を殺す際に極めて重要な役割を果たす。NK細胞は、特定の抗原に反応する必要がないため自然の殺し屋として知られ、相手がただ異物であり仲間でないことを認識する必要があるだけである。しかしNK細胞は、そうした働きをするためには、サイトカイン〔免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質〕からの信号といった指令によって活性化を受けなければならない。

関連した分野で、新たな研究によりさらに示唆されていることは、マリファナの主要含有物であるTHCが、ガンと闘うにあたって有用であることである。ある研究は、純粋な液体THCが患者のガンの疑いのある腫瘍内に注入された時、その腫瘍が自分を食べる、との報告をしている。カンナビス〔大麻〕に含まれるCBDとかCBNといった他の化合物は、ガン細胞の中に同じような敵対的環境をつくることも示されている。THCとこうした他の化合物との組合せは、ガンを殺す効果を増幅させる。増幅どころか、THC単独といったひとつの化合物のみでは起らなかった、まったく新しい抗ガン効果が観察されている。そこでの疑問は、こうした諸化合物の理想的混合割合である。最も良い割合は、YHCを80パーセント以上とし、他をその「援助」とする混合であろう。

アマゾンの雨林の奥深くに生えるある木は、ガン治療と生存の可能性に文字通りの革命となっている。パデュー大学〔米インディアナ州の公立大〕の研究は最近、グラビオラという木の葉は、6種の人間細胞のガンを殺し、ことに、前立腺、膵臓、そして肺ガンに対して有効であることを発見した。すべてタイプのガンに対する確かな治療法となると考えられている。サワーソップと呼ばれるグラビオラの木の実は、化学療法より数倍も強力な「奇跡的」な自然ガン細胞殺しと言われている。幾つかの医学的条件においての有効性ではあるが、対腫瘍効果はことに確実である。グラビオラの木は、ガン治療のほか、バクテリアおよび菌性感染の両方に幅広い抗細菌剤効用をもち、虫下し、血圧降下のほか、うつ病、ストレス、神経症の治療にも一定の効能がある。

いまや、この奇跡的樹木からの抽出物を用いて、他のさまざまな自然療法と合わせて、ひどい嘔吐、体重減少、抜け毛といった化学療法の副作用なく、ガンを安全かつ効果的に攻撃することができるのである。その抽出物は、12種のガン――結腸、乳、前立腺、肺、膵臓など――の悪性細胞をことに標的にして殺すことが証明されている。この木の化合物は、化学療法で広くもちいられているアドリアマイシン〔商品名はアドリアシン(販売:協和発酵工業)〕より、ガン細胞の成長を抑える効果において、一万倍に達する強さがあることが示されている。さらには、化学療法と違って、グラビオラの木からの抽出された化合物は、ガン細胞のみを追跡して殺す。健康な細胞は傷つけない。そして免疫システムを保護し、患者を他の感染から守る手助けもする。

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

私たちは自然であり、自然が私たちである。薬や化合物で体の構成を変えることは、私たちが活気に満ちた生命のサイクルの一部であることを否定することとなる。自分自身を自然から切離すことは、私たちが成長する機会を提供し、与え、補給するシステムから自身を除去することである。あらゆる人間の病気には、自然によって自然に治し治療することが提供されるのである。

 

ビタミンB-17は敵でない

おそらく究極の自然抗癌サプリメントはビタミンB-17で、数々の独立した研究が、ガン細胞を殺し、免疫システムを強め、そして将来のガン細胞の成長を防止することが証明されている。長年の研究ののちの1950年、献身的な生化学者、アーネスト・T・クレブス・ジュニア博士は、新たなビタミンを分離し、それをB-17と番号を付し、「レートリル」と呼んだ。数十年後、何千人もの患者が、クレブス博士はついにあらゆるガンの完璧な制圧法を発見したと確信をもつに至り、この確信は今日ではいっそう多くの人々によって共有されている。こうした成功談が社会にあふれ始めると、多国籍製薬企業はクレブス博士とその奇跡的治療法を追い回し始め、その圧迫は今日も続いている。ビタミンには、彼らといえども特許や特権を主張するのは難しく、巨大製薬会社は、あらゆる種のガンの制圧においてその有効性が確固として証明され、圧倒的に支持されているという事実にも拘わらず、B-17に対する筋の通らぬ前代未聞の攻撃宣伝を展開している。なぜ、権威ある医学界が、この非薬品使用に対してそう戦争を仕掛けたのだろうか。『World Without Cancer〔癌のない世界〕』の著者、G・エドワード・グリフィンは、その答えは、科学にではなく政治に発見されるもので、医療体制を牛耳る人々の隠された経済的、権力的思惑に基づいていると述べている。端的に言えば、そうした思惑を支える唯一のねらいは、彼らの産業全体とその製品を温存させることにある。

毎年、何千人ものアメリカ人がレートリル治療を受けるためにメキシコに出かける。その理由は、アメリカ国内ではビタミンB-17治療が抑圧されているからである。そうした患者の大半は、そのガンは末期的で数ヶ月の余命であると診断されている。そして、そうした患者のうちの信じられないほどの割合の人たちは回復して普通の生活を送り、当初の予後より、数年あるいは数十年も長く余生を送っている。しかし、FDA〔食品医薬品局〕、AMA〔アメリカ医学学会〕、アメリカ癌協会、そして数々のガン研究センターは、レートリル治療はペテンでありインチキ療法であるとの宣言を続けている。だが回復した患者たちは第一に、「自然な鎮静」にあるとか二度とガンに罹っていない、と言う。そしてこうした人たちがレートリルを使った後、最終的に死に至った時、そうした「逆療法」のスポークスマンはただちにこう宣言する。「でしょう。レートリルは効かないのです」。しかしその一方で、毎年、何十万人もの患者が化学療法や手術や放射線療法を行われた末に死亡しているにも拘わらず、その治療法は、「安全で効果的」と教えられ続けている。

食品医薬品局は20年間にわたり、B-17を禁じる厳しい法令を課そうと目論んできている。レートリル療法は、メキシコの選ばれた病院でのみ用いられており、ガン治療は、栄養と同類医療の一環で行われている。そうした病院では、放射線で焼かれたり、化学療法で毒されたり、手術で切り刻まれたりしていない、局部的で「荒らされていない」腫瘍やガンの事例中、ほとんど完全な治癒率を達成している。レートリル治療患者の過半数は、おしなべて肯定的諸反応を表しており、そうした諸反応は、健康感の増加や人生の明るい将来見通しから、食欲の増進、体重の増加、そして共通して、自然な皮膚の色の回復やガンに関連した痛みの弱まりあるいは消失といったような、様々な範囲に及んでいる。何千ものケースにおいて、あらゆるガンの兆候の完全な後退が確認されているのである。

ビタミンB複合体は、ほとんどの人々の良好な身体的健康の維持において、もっとも不可欠なビタミン類である。アメリカ国内において、その流通および使用における制限を科す医学的な理由はない。結局、これは自然サプリメントであり、化学薬品ではない。ビタミンB複合体の主要な成分は、ナイアシンあるいはB-3、葉酸あるいはB-9、パントテン酸あるいはB-5、ピリドキシンあるいはB-6、ビオチンあるいはB-7、リボフラビンあるいはB-2、コバラミンあるいはB-12で、どれも特定の食品から自然に摂取できるものばかりである。ビタミンBの恒常的な摂取もまた、総合的健康、生殖上の健康、細胞の新陳代謝、神経学的機能、血液細胞の形成、そして、ガン患者に通常レベルの空腹感を維持するために有用である。

 

ビタミンDもガンを防ぐ

新しい研究が、ビタミンDの日常的摂取がどんなタイプのガンでも、そのリスクを77パーセント減少させることを報告したが、「逆療法」業界は、この種のガン予防への支持を拒否している。アメリカの人口の大きな割合が、通常、太陽光をあびることの日常的な少なさにより、ビタミンD不足となっており、幾種ものガンや病気の増加をもたらしている。それにしても、どうして米国ガン協会(ACS)は、ビタミンDに反対するのであろうか。その理由は単に、すでに幾度にもわたって見てきたように、ビタミンDについての研究は、ガン産業の利益に巨大な脅威をもたらすからである。結局、ビタミン、サプリメント、そして日常の日光浴は、無料ないしわずかな費用でガンを予防できる手軽な方法である。私たちの皮膚は、毎日一時間の日光浴で、強力な抗ガン剤を自ら製造できるのである。

米国ガン協会――ガンに対抗すべき組織――は結局、上述のごとく、ガンのリスクを77パーセント減少させうるサプリメントをとることから人々を遠ざけている。おそらく、私たちは同協会について、よく理解できていないのであろう。第一に、その名称についての皮肉に注目したい。同協会は、みずからを「米国抗ガン協会」とは呼んでいない。同協会がいったい何のためであるのかは、その名からして明らかである。つまり、同協会は、実際には予防を予防する組織であり、自らの利益と権力を拡大する道として、公然とガンの存続を支持している。米国ガン協会は、アメリカで最も裕福な非営利団体であり、薬品企業、乳房撮影装置企業、およびガンから利益を得ている他の諸企業と極めて緊密なつながりを持っている。ビタミンDの研究は、同協会が支持を行わないとコメントし、実際にはこの意義ある治療と予防法に反対するというのは、まことに恰好なニュースですらある。ちなみに、同協会のスポークスマンであり栄養疫学部戦略部長のマージ・マックロウは、誰もガン予防にサプリメントを使用すべきではない、と明言さえしている。

つまり同協会が支持することは、血流を遮断することで腫瘍を縮小させるように図られた抗ガン剤である。いくらかの患者が治癒した、あるいは少しは抗ガン薬で助けられたと表明する一方、そうした薬剤はガンを体の他の部分に広げることを助け、反対の働きをしているとの警告を発している報告も存在する。ハーバード大学医学部は、グリベックとスーテントという二種の抗癌剤を検査し、ガンの腫瘍の大きさを減ずることは証明しているものの、その結果、いっそうそれを攻撃的で移動的にさせうる、との発見をしている。

3.1.3 Normal_cancer_cell_division_from_NIH

 

 

左図の上段のAは、正常な細胞の分裂で、1はアポートシス〔多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死〕で、2は傷ついた細胞である。

下段のBは、ガン細胞の分裂。ガンの診断あるいは腫瘍の出現のはるか前から制御不能状態が始まっている。私たちは誰も体内にガン細胞を持っているが、それが何百万個にも増殖するまでは問題にはならない。

 

 

 

 

 

マグネシウム不足

ビタミンDの不足のように、医師たちは大半のアメリカ人が慢性的にマグネシウムの不足に陥っていると認識し始めている。ミネラルの一種であるマグネシウムは、細胞がエネルギーを生産したり筋肉や神経の働きを高めるといった、身体の様々な重要機能を向上させる。したがって、その不足はいろいろな健康問題へと関係する。抗生物質、制酸剤、抗うつ剤、スタチン〔コレステロール降下剤〕、そして抗炎症剤は、マグネシウムの不足をもたらしうる。身体内の低マグネシウムはまた、けいれん、ひきつけ、発作、不眠、偏頭痛、うつ、慢性疲労、物忘れ、そして子供の多行動症に関係する。

昆布、カシューナッツ、アーモンド、ビール酵母、そば、ブラジルナッツ、ミレット〔キビ、アワ、ヒエ類〕、小麦の麦芽、そしてぬかなどは、マグネシウムを高く含有する食物である。栄養学医師の助言によれば、ナッツ、種、海藻、そして穀物以外に、マグネシウムサプリメントも摂るべきであるが、小量、間を置いた摂取が理想的である。しかし、多くの人たちが、こうしたサプリメントから下痢をおこしており、そうした場合、身体のマグネシウムレベルを上げ、解毒作用のある、エプソム塩の風呂の入浴が薦められる。マグネシウム低下のある人は、RBCマグネシウム血液試験を受けるとよい。

「病気にひとつの原因があるとすれば、それは、自らとその環境を理解していない無能力である」、とフレッド・H・バージ博士は書いている。そして彼は、「病気にひとつの治療法があるとすれば、それは、自身を治す身体の能力である。そして、いずれの医師も患者にできる唯一のことがある。それは、治すことを妨げるものを除去し、それを援助することである」、と述べている。身体にそれが治癒のために必要とするものを与えることは、よい栄養とサプリメントを要する。たとえばマグネシウムは、「忘れられた」必須ミネラルであると考えられる。ほとんどの人は、カルシウムが、身体のあらゆる細胞が必要とする他の必須ミネラルであるマグネシウムによって左右され制御されていることを知らない。私たちの身体は、適正に眠るために、食生活の中に適正な量のマグネシウムを必要としている。もしそれが高すぎると、私たちは睡眠障害におちいる。また、マグネシウムの不足は、ガンの原因となることが証明されている。

 

免疫システムの増強

人間の身体は、きわめて賢い機械装置である。それは、自分自身でどうやって呼吸をするかすべてを知っている。それは、どうやって子供をつくるかを知っている。それは、食物の消化のしかたを知っている。それは、どうやって老廃物を捨てるかを知っている。それは、どうやって血液、酸素そして栄養を循環させるか知っている。それは、どのように傷を治すか知っており、病気とどのように闘うかを知っている。テロメラーゼやレスベラトロールという酵素は、「若さの泉」ではないものの、私たちがいつか老化プロセスを解明するかもしれない際、そのいかにをめぐってのほのかな手掛かりを提供している。

私たちは、単なる身体以上のものから成っている。生命のあらゆるものは、生きた身体を含め、ダイナミックで常に変化している。そうした生きた機構はその内に、「本有的知識」〔innate intelligence〕と称される、宇宙生まれの知性を持っている。この生得の知恵は、内部より湧き出る果てしない資源であり、かつ、誤ることがない。私たちの各々の内には、すべての生命の姿と同様に、エネルギーがあり、私たちの本有的知識によって使われる。この知的で組織された力は「生命エネルギー」と呼ばれる。体の本有的知識の目的は、生きる組織を活動機構のうちに維持することである。本有的知識は身体を動かし、その拡張によって生命をいかす。もし自然が問題をあたえると、自然は解決を作り出す。すべての身体システムは、私たちが治癒し、生存し、反応し、適応する本有能力の産物ある。

最適な健康と長命への鍵は、私たちの免疫システム内に秘められている。今日の「免疫〔immunity〕」という言葉は、ラテン語の「immunis」から来ており、その語は、感染や病気への組織体の抵抗、を意味している。免疫システムは、驚異的なほどに複雑である。それは、数百万もの異なった敵を認識し、その細胞や隠れ場所を特定することができ、そしてその各々を追跡し殺す。科学者は、ガンと闘い寿命を延ばせるよう、数年にわたって免疫システムの能力を向上させる研究をしてきた。初期の試みでは、T細胞とよばれる遺伝子操作された血液兵士が〔その戦闘での〕一定の成功をおさめた。だが、その操作細胞はうまく再生産できず、やがて消滅した。

健康的な食習慣に従うことは、免疫を強めることに直接役立つ。有機的に生産された、あるいは、地元で維持可能な方法で育てられた食べ物を選ぶことは、さらに健康な免疫システムを築くための優れた最初の一歩である。ガンから快復中患者の食生活には、辛子、ニンニク、チポトルそしてシナモン粉を好みで加える一方、ウコンやクミンを含んだ食物をとる。それと同時に、こうした健康的栄養方針は、自然志向ライフスタイル、地球環境、そして総じて、いっそう存在のエコ意識重視と協働することが重要である。繰り返すと、どんな病気であろうと、自然治癒が可能なのである。

 

毒性効能に抗う

ホメオパシー医学〔病原と同毒の療法〕は、1930年代以来、たとえ広く用いられ、効果的働きが見られてきたとしても、「非主流」と認識されるべきである。傑出した古代ギリシャの医学の父ヒポクラテスですらこう言っている。「自然は最高の医師である」。しかし、近代に至って、私たちはこの世界で、汚染された空気、水そして土壌といった弊害なしでは暮らせない。新手の病気、ビールスそして他のバクテリア害毒が登場して私たちの健康に影響を及ぼし、私たちは自らを防護する必要をかかえている。こうした害毒を帯びた環境による病害――新たな感染やワクチンによる拡大する問題も含めて――に対抗する諸方法がある。総合視医学の先導者の一人ラッセル・ブレイロックは、ワクチンことにA/H1N1インフルエンザA注射の毒性効果を減らすために、その助言のリストを以下のようにまとめている。

 

  1. このリストの第一として、あなたは氷袋や冷タオルを持参し、注射のすぐあとできるだけ早く患部を冷やして、免疫反応を防止する。帰宅後、丸一日、冷やすことを続ける。翌日も免疫反応が見られたら、冷たいシャワーを浴びるとともに、患部を冷やしを続ける。
  2. フィッシュオイルのサプリメントを摂る。エイコサペンタエン酸(EPA)――フィッシュオイルのキャプレット〔キャプセルとタブレットの合成語〕に含まれるオメガ3脂肪酸のひとつ――は、効能のある免疫サプリメントである。EPAの服用量を増やした場合、それは強力な免疫サプリメントのため、感染にいっそう敏感となる。しかし、免疫補助反応の場合、あなたは症状を減らしたいと望むでしょう。諸研究は、もしあなたがリポポリサッカライド(LPS)と呼ばれるとても強い補助剤の注射の1時間前にEPA油を摂った場合、脳の炎症をおこすLPSの効力を完全に阻止しうる。適度の服用を毎日つづけ、もしサイトカイン・ストーム〔ウイルスに対する自然免疫の異常反応〕を鎮める必要があるなら、服用を増やす。
  3. 第三は、フラボノイド類〔ポリフェノール〕、つまり、カルクミン、クエルセミン、フェルリック酸、そしてイラジック酸、ことにその混合物である。カルクミンとクエルセミンはことに、長期の免疫反応の引金となる補助剤の効力を阻止することが発見されている。もしあなたがワクチンを打つ1時間前にそれを摂っていれば、免疫反応を抑える助けとなる、とブレイロック博士は言っている。
  4. ビタミンE――高ガンマEの自然体――は、免疫反応をしずめ、炎症をおこしやすいサイトカインのいくつかを減らす。
  5. このリストの最も重要なものはビタミンCで、1000㎎を日に4回、食間に服用する。それはとても有効な抗炎症剤で、アスコルビン酸としてではなく、調合制酸された形で摂取されるべきである。
  6. また、アスタキサンチンを、抗炎症剤として使う。ブレイロック博士によると、ワクチンの致命的反応が〔アメリカ〕原住民およびアフリカ系人の子供――アスタキサンチンのようなカロチノイドに不足している――に生じたという。この方法は、ワクチンの毒性効果に対するよい防止法である。
  7. 同様に、亜鉛に不足している子供に高い死亡率が見られる。亜鉛は、ワクチン毒性からの防衛に大変有効である。しかし、亜鉛を銅と混合して用いてはならない。というのは、銅はフリーラジカル発生の主要な引金である。
  8. ワクチン注射の前には、あらゆる免疫刺激サプリメント――キノコ抽出物、乳しょうタンパク質そしてベータ・グルカン――を避けること。
  9. 毎日、多ビタミン・ミネラル――ただし鉄を含まない――をとること。そうした多ビタミン・ミネラルは、あなたの体が豊富なセレニウム〔生殖、甲状腺機能、DNA生成に重要であり、またフリーラジカルが原因の損傷や感染から体を守るためにも重要な元素〕とビタミンBを持っていることを確認のうえ、摂取する。セレニウムはビールス感染と闘うためにはたいへん重要で、ワクチンの炎症反応を減らす、とブレイロック博士は述べている。
  10. 酢酸マグネシウム/リンゴ酸マグネシウムを、日に二度、元素量にして500㎎あるいは2カプセルとる。また、そのマグネシウムはステアリン酸マグネシウムを含まないことを確認のこと。
  11. 重金属が自己免疫――ビールス感染により敏感になることが知られており、H1N1ワクチンにふくまれている――の強力な誘発物であるため、水銀を含むあらゆる海藻、あるいは他のいかなる水銀含有物を、確実に拒絶すること。
  12. トウモロコシ、ひまわり、大豆、菜種、ピーナツといった、いちじるしく免疫を抑圧し感染を増加させる油を避けること。
  13. 濃いミルクティーを日に四回以上飲むことは、異常な免疫反応を予防する助けとなる。
  14. パセリとセロリをミキサーで混合し、この混合液を225グラム、日に二度飲む。ブレイロック博士は、パセリはアピゲニンと呼ばれるフラボノイドをたくさん含み、セロリはルテオリンをたくさん含むと言う。両方とも、ことにアピゲニンは、自己免疫疾患を防止する強い効力をもつ。もし可能なら、庭にパセリを植えよう。
  15. とても重要なのがビタミンD3で、これは身体が太陽光(紫外線)から生産できる唯一の“ビタミン”である。ブレイロック博士が言うには、それは正確にはビタミンではなく神経ホルモンで、過敏な免疫反応を抑える助けとなる。逆に免疫反応に鈍感な場合でも、反応を活発にする助けとなる。さらに、ビタミンD3は、微生物の侵入を防御する。黒人や寒冷な気候に住む人々は、ことにビタミンD3不足で、そのサプリメント摂取が必要である。ビタミンD3をとる時は、ビタミンD3が正しく吸収されるために、充分なビタミンK2をとっていることが重要で、オメガ3脂肪酸(オキアミ油)を使う。健康のために化合食品を避けたい人に、Natural News 報じるところでは、ビタミンDがカルシウムがあってより効率的に働くため、大人は毎日500から1000㎎、12歳以下の子供は毎日250㎎のカルシウムを摂るべきである。

 

上記のブレイロック博士の有益なリストに加え、以下のような、いくつかの助言も有用であろう。

 

  1. 肯定的に考える。考え方を変えることは、生き方を変えることである。楽観性を増すよう、一歩々々進もう。
  2. 人付合いを良くしよう。
  3. 健康な食品を食べよう。私たちのほとんどは、それに気付いていないが、私たちはある薬の依存症である。その薬は、純粋な白い結晶や粉末で提供される。私たちはそれが何かを知らない時でもそれを使っている。それはサラダドレッシング、ピーナツバター、スープ、漬物、パン、ジャム、ヨーグルト、缶詰フルーツや野菜など、いろんな食品の中に入れられている。私たちは各自、一年に、平均してほぼ60㎏のそれを使っている。それとはどの薬ですかとあなたは問うでしょう。それは色々な名前をもっている。しかし、もっとも一般的な名は、砂糖である。
  4. 気持ちを活動的にし、新しいことを学ぼう。
  5. 毎日、少なくとも1時間の運動をし、通常の睡眠時間を維持しよう。

 

 

健康な心臓

人間の心臓は、身体の中でもっとも強力な電気と磁界の発生器であると、証明されている。この事実は重要で、私たちはつねに、脳がすべてのそうした作用の場であると教えられてきているのだが、それは不完全な見方である。脳は電気と磁界をもっているが、それらは心臓と比べると弱いものである。心臓は脳より、およそ10万倍も強い電気と、最大5千倍にもなる磁界を持っている。これは、衆知のように、物理世界はこの二つの領域、すなわち、電気的および磁的というエネルギーの二世界によってできているからである。物理学者はここで、もし私たちが動きによって電気界あるいは磁界を変化させると、私たちの身体内とこの世界の原子とその構成要素を文字通りに変化させることになる、と言う。人間の心臓は、その両方を行うようにできている。以下に、食物を基礎にした7つの「薬」があげられる。それらは、心臓の健康を増進し、最終的には、あなたを病気と早死から救うものとなる。

 

  1. グラス一杯の赤ワイン 科学者たちは、赤ワインの中にいわゆる「奇跡の分子」――高齢者の行動性を改善し転倒を防ぐ――を発見したと報告した。その含有成分は、レスベラトロール〔ポリフェノールの一種〕と呼ばれるブドウの果皮に含まれるアンチオキシダント〔抗酸化物質〕で、外にも、ブルーベリーや他の濃色果実の皮に含まれる。レスベラトロールは身体の炎症の減少を助けるとして知られ、また、老化にともなう病気を退治することも示されている。それはまた、コレステロールを下げ、心臓機能を高め、さらに、心臓病や幾種かのガンのリスクを下げることを示したいくつかの報告もある。赤ワインは白ワインより、より多量のレスベラトロールを含んでいる。
  2. にんにく 「自然の傑作」とのニックネームを持ち、アリウム・サチブーム・Lとしても知られるニンニクは、医学的にもっとも効用をもつ薬草で、健康を活性化するために常用できる。バクテリア、酵母、菌の感染の予防や治療、健康な血流の維持、血液中コレステロールの低下、重金属や他の毒素の解毒に有効で、ニンニクはまさに、最高水準の医学的スーパー食品のひとつである。ニンニクの多数の健康上の長所は、新鮮な一片をスライスして食事に加えたり、毎日、良質なニンニク・サプリメントを摂ることで容易に引き出せる。どのような摂取法をとるにせよ、ニンニクを常時摂取することは、多くの健康条件のうち、風邪、流感、バクテリア感染、血栓、異常な血糖値、フリーラジカル損傷、重金属毒性、慢性感染病、ガンなどの予防を助ける。
  3. 未加工の蜂蜜 蜂蜜はもうひとつのスーパー食品で、免疫を高めかつエネルギー源として、数世紀にわたって使われ続けてきた。蜂蜜は決して腐らないため、常備しておく最適な食源性医薬でもある。体内では、バクテリア感染の治療、ノド痛の緩和、胃の不調の抑制、そして膀胱炎の治療さえも助ける。局部的には、湿疹、口内炎痛、そして切り傷や皮膚損傷の治療に効用をもつ。特に〔ニュジーランドやオーストラリア産〕マヌカ蜂蜜は、抗バクテリア、抗ビールス、抗菌、抗炎症、抗酸化、殺菌成分をことのほか高く含有して効用が高く、市販されているどの薬品もそれにおよばない。しかし、どの種の蜂蜜も、決して1歳以下の子供に薬として与えてはならない。というのは、そうした子供の腸管は充分に発達しておらず、腸詰中毒をおこすボツリヌス菌の増殖を抑えられないからである。成人には、地元の蜂蜜は地元のアレルギー源と闘う助けとなるため、付近の農家の店にある地元産蜂蜜がおすすめである。
  4. スピルリナ 栄養素豊富な濃緑色の藻類で、太古以来から存在し、吸収の良い既存する消化済タンパク質であるアミノ酸を豊富に含んでいる。スピルリナはタンパク質含有が極めて高く、植物として存在するものとしては最高である。高い植物性スーパー食品で、必須脂肪酸類の各種を豊富にに含み、それらには、オメガ3脂肪酸、B類ビタミン、カロチノイド抗酸化物質、葉緑素、多糖類がある。健康に関するかぎり、スピルリナは優れた解毒食品で、重金属の排出を助ける。スピルリナはまた、驚くべきエネルギー源で、完璧なバランスのタンパク質、ビタミン、ミネラルそして他の栄養素を含む。
  5. リンゴ あなたはリンゴを生命維持の必須食品と考えたことはないでしょうが、それはたくさんの食源性医薬成分にみちた抗酸化物の源である。また、その高い繊維含有は健康な消化をうながし、また主にその果皮は、ポリフェノール、フラボノイドや各種の疾患対抗性の抗酸化物を含んでいる。またリンゴは様々な色――赤、黄、ピンク緑、そして多種のその組合わせ――をもっているため、日ごろから幅広い種類を食することが、健康を衰弱させる病気に対する身体の防衛力を助けうる。
  6. チアシード 古代マヤ人はこうした種を「強さ」のもととして好み、アズテカでは、それを「走る食物」と呼んだ。チアシードは、ブルーベリーの2倍の抗酸化物質とミルクの6倍のカルシウムを含んでいる。日常的にチアシードを食することは、自然に拡大されたエネルギーを得る。よく知られたスーパー食品の機能のうちで、チアシード全体が完璧なタンパク質であり、その23パーセントを占める。また、1服用で日に必要な41パーセントの食物繊維を含む。チナシードは、必須のオメガ3脂肪酸、抗酸化物、アミノ酸、ビタミン、微量ミネラルそして栄養上繊維を詰め込んでいる。水や他の液体に加えると、チアシードは、その種のまわりがジェラチン状の表面でおおわれ、その炭水化物が胃や腸の中の消化酵素に触れるのを防ぎ、血糖へとの変質を効果的に遅れさせる。チアシードはまた、水の取込みとミネラルの吸収を制御するのを助け、電解レベルと細胞栄養とのバランスをとる。
  7. 生あるいは発芽アーモンド 米国内で広く売られている低温殺菌や放射線照射されたものではなく、純粋に生のアーモンドは、自然のもっとも完璧な医薬性食品のひとつである。タンパク質、カルシウム、マグネシウム、そして食物繊維――どんなナッツや種よりも高い含有――の最適のバランスをもち、チアシードやスピルリナにならぶ完璧食品である。もしあなたが心臓と血管の健康を高めるための健康な脂肪と植物性化合物に富んだ完全食品を探しているなら、生あるいは発芽アーモンドは、常備しておくに理想的な医薬性食品である。アーモンドや他のナッツの成分の75パーセントは、「良い」脂肪である。脂肪をとることは、必ずしも太ることを意味しない。体重増加のより大きい要素は、タンパク質の量である。幸い、ナッツ類は健康な脂肪をもっており、いっぱい食べても大丈夫である。また、良いタンパク質と繊維源でもある。ひとつの研究によれば、アーモンドはその脂肪の多くが体より排出されるため、考えられていたより20パーセント少ないカロリーしか持っていないことを発見している。

 

あなたは、自分の体をもっと健康に働かせるため、心臓をいっそう健康にしようと、自分の体の細胞にもっと栄養を与えたいと望んでいるでしょう。上記のリストに加え、いくつかの追加事項がある。ゴジ粉末あるいはゴジの実は、超高水準の抗酸化物質である。生のカカオ粉末は、ビタミンC、タンパク質、繊維、そして多種の多のビタミンを豊富に含んでいる。ヘンプ〔大麻〕の種は、脂肪酸、必須アミノ酸のすべて、そして抗酸化物質を含む。モカ粉末は、テストステロン〔男性ホルモンの一種〕のホルモン上や顔面紅潮を減らす効用、そして活力にきく。オリーブ油の健康への効果は、心臓病やガンのリスクを減らす抗酸化物質であるポリフェノールの働きによる。しかし、こうした健康目的の化合物を摂るには、使用者は品質が良く、新鮮な「エキストラ・バージン」――最高度のポリフェノール含有をもつ――のオリーブ油を購入すべきである。もっとも買いやすいオリーブ油は、低い含有のポリフェノール、収穫のまずさ、貯蔵の欠陥、そして加工しすぎのものである。最後に、ココナッツ油は、糖分と甲状腺機能の制御によい。一日大さじ二杯をとるだけで腹の脂肪が減り始める。

総合して、植物性栄養と活動的な生活スタイルは体によく、極端に言えば、そうしたよりよい食習慣をしないのは愚かしい。地元でとれた産物、たんねんに手入れされた土、そして、大地とその恵みを食する人々との相互関係が、約束される実りのすべてである。はたして体に良いこととは何であるか? それは私たちの文明が、そのまさしく開闢から営んできたことではないか。他方、私たちがかつて行っていた好ましい食事や栄養習慣をむしばみ始めたのは、この現代の生活である。すべてが告げていることは、「昔の食生活」が、私たちのとるべき最高の選択であることだ。

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

 

ほとんどの人たちは、毎日おこっている自分の身体への健康破壊効果にまったく気づいていない。そうした事実は、主流テレビ、ラジオ、新聞の報道、政府の食品医薬品局や他の部局の偏向し圧倒的な影響力によって、日常の場面や常識から隠されている。それゆえ、人々がそれ以外の事実に確信を持つのは極めて困難である。だが、遅かれ早かれ、私たちは誰も、毒された世界の病的結果を知ることとなる。

 

色ヒーリング法

本章の最後に、周波数、色、そして音を用いた最新の技法について触れておきたい。それはおそらく、ヒーリング方法を革命的に変えうるかも知れない。もはや今、人間の健康は製薬品を必要とはしておらず、現代の食生活から失われた必須ミネラルやビタミンを、たとえばマグネシウムの多くが穀物の精製によって失われたように、ただ単にそれらをもとに戻すことが求められる。

人間の健康が良好な食事に基づいているという見方には、あまり理解が広がっていない。また、人間の健康が意識に関係しているという見方もある。さらには、人間の健康は断然にエネルギーの問題であると言う見方すらある。たとえば、何も必要としない治癒があり、〔そこでは〕正しいエネルギーの周波数と色の調和が必要とされるのみである。信じるかどうか議論は分れようが、かつては、ピラミッドを建設することで、エネルギーを生み出しえた。これをなした古代人は、考えられていたより、はるかに知識が豊富であった。なぜなら、ピラミッドの形状は、エネルギーの自然な伝導装置なのである。

健康障害を色で治癒するという方法がある。ガン研究を専門とするフリッツ・アルバート・ポップ博士は、発ガン物質同士間の唯一の共通性は、それらがともに、紫外線である波長380ナノメーター〔10億分の1メートル〕の光を拡散させることを発見した。この発見は大きな反響をよんだ。ガンは、体内で細胞が制御を失った時に発生する。DNAは、紫外線を吸収することで細胞に「再生を停止せよ」との制御指令を送っているのである。

色によってヒーリングを行うことは、遠い昔に発見された。「aura」という言葉はラテン語からきており、その意味は空気に近く、わずかな呼吸、発散、あるいはきらめきである。「soma」はギリシャ語で「身体」の意味であり、他方、古代サンスクリット語では、魂を神聖なエクスタシーへと導く神秘的飲物を指していた。この二語が結合された時、auraとsomaという二つの概念はもともと深い意味をもっていたため、たいへん異なりかつ特別の含みをつくるにいたった。

「AURA-SOMA〔登録商標〕」の「イクイリブリウム〔釣合い状態〕」と呼ばれる着色油、におい玉、心髄、色要素、そして他の色に関係の製品類は、人々の各々の存在状態を釣合い状態へともたらす助けとなることを示してきた。こうした諸製品はまた、個人の自己覚醒を広げることを助け、自己内外を調和させた快適な感覚を与えてきた。色の選択が人のきわめて私的な必要を反映させ、個人は潜在する自分をいっそう正確に理解することを見つけやすくしてきた。そうした釣合い状態は「生きた宝石」とも表現される。各イクイリブリウムの瓶は油と水による上下二つの部分をもっている。こうした二種のエネルギーを共に取り入れることは、私たちのスピリチュアルな自己の全体をバランスさせうる。この二つの部分には、植物界からの必要な油とハーブ液が含まれ、鉱物界からの結晶と宝石のエネルギーとの組合せの中に、色、音そして光のエネルギーが結合される。

 

次章は、長命の公式がもつ意識との関係を述べ、いかに科学が私たちをいっそう完成した人間へと導く鍵を握っているかを見てゆく。

 

【本章 完】

 

参考文献

Griffin, Edward G. World Without Cancer. American Media (CA), 2010.

Li Ching-Yuen sources:

http://worldtruth.tv/256-year-old-chinese-herbalist-li-ching-yuen-holistic-

medicine-and-15-character-traits-that-cause-diseases/

and: http://en.wikipedia.org/wiki/Li_Ching-Yuen

The two websites NaturalNews.com and TimeForWellness.org are invaluable

resources for information of longevity, wellness and the best foods to consume.

Scientific Breakthroughs Give Hope For Humans To Live To 150:

http://newyork.cbslocal.com/2012/02/14/could-the-next-generation-live-to-be-

150/

 

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Modern Esoteric cover small

Modern Esoteric: Beyond Our Senses,  by  Brad Olsen

http://cccpublishing.com/ModernEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

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