過去のエソテリック(その1)

〈訳読‐2b〉現代の「東西融合〈涅槃〉思想」(その25)

 

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【新版(Second Edition)に基づく】

 

 

過去のエソテリック(その1)

「悪霊とたたかう者は誰も、その過程で自身が悪霊に取り付かれぬよう注意せねばならない。 汝が十分長く深淵を見つめれば、その深淵は汝を見つめ返すのである。」 ――フリードリヒ・ニーチェ

おそらく、人間は意識を持ち始めて以来、真の自己について問い続けてきた。エソテリックな対象を研究する人は、最終的に、自らの生命について、ある根本的な疑問を問うようになる。すなわち、地球における私たちの目的は何なのか。私たちはどこから来たのか。私たちが人体に宿る理由は何なのか。私たちの進化においてはすべてが完全にたまたまであったのか。宇宙にいるのは私たちだけなのか。どこかに知的生命は存在するのか。どうして彼らは人類に大規模に接触してこないのか。 私たちは、「大きな問題」を知らなくされているのか。もしが熟知者がさらに議論を進めた場合、ETは宇宙のかなたから地球にやってきており、それはおそらく遠い昔からのことであり、そしてそのまま居ついていると考えるのは論理的ではないか。もし彼らが地球に住み着き、地下や人目につかぬよう居住しているなら、ETの地球への介入による長期的、侵略的影響はありうることではないのか。もしそうであるなら、彼らの否定的な影響を取り消すために、あるいは逆にその貢献を引きだすために、効果的な行動がありうるのではないか。地球上の誰がそれを秘密にするのを助けているのか。その動機は何なのか。ETの目的は何なのか。歴史をすべて書き換えるのは必ずしも本書の趣旨ではない。だが、地球における人間の過去のエソテリックな意識について、持続的かつ確固な歴史的対象の簡潔なまとめを示す必要がある。おそらく、あらゆる真の歴史は、空間と時間が解明されたときに明らかになることだろう。

秘教とそれに随伴する秘教流儀は、しばしば、嘘や半信半疑な事実の上に構築されていることに留意すべきである。嘘は、正確な日付、場所そして出来事から成る真実を曲げてしまっているがゆえに、持続が可能である。だがいったん真実が判明すれば、嘘はもはや存続しえない。正確な真実が明らかにされれば、もはや謎ですらない。本書の次の部で見るように、かつては無関係であったと考えられていた事実上すべての生活様式の背後には、支配のエソテリックな要請がある。次の部で発見するように、ほとんどすべての政治、マスメディア、企業、経済、社会、政府、非政府組織、そして反体制組織ですら、それらを誘導するエリート集団が存在することである。超金持ちのエリートによって起案され実行される長期的構想は、地球上のすべての人々の生活を支配することである。彼らが私たちに対して持つ最も強力な武器は、私たち自身の真実についての知識を私たちから隠し、恐怖を育てることである。本章では、実際の地球の歴史が知られないようにするため、隠されていた過去のエソテリックな情報を手短にまとめる。どれも、私たちがこの地球で誰であり、なぜ存在しているのか、その解答を得るための些細な光とはなるだろう。

 

レムリアとアトランティス

既述のように、火山噴火は定期的に大量の溶岩を吹き出すため、地球の地殻の下に空洞を生じさせ、広大な面積の地塊を海の下に沈め、他方、別の部分を浮上させる。疑う余地のないことに、このような火山爆発的および地殻構造的なプレート移動現象は、氷河期をもたらし、多くの生命体を絶滅させ、数百年または数千年続く比較的長期間の変化を引き起こす。レムリアとアトランティスの両文明が栄えていた大陸部は、火山物質で覆われ、その後、水中に没し、地球のほぼどの文化にもつたわる世界的な洪水の伝説を除いて、それらが存在していたという証拠をほとんど残さなかった。レムリアの生き残った人々は、一般に、東洋人や文化をなした種属と見なされているが、アトランティスの生存者は中央アメリカ、ヨーロッパ、オシリウス帝国と呼ばれるエジプトの砂漠前文明に移住したと考えられる。創世記にある洪水と他の大惨事を描いた記述は、世界中のあらゆる場所にアトランティスが存在していたという見方が数多くあるがゆえに、そうした記述とアトランティスは平行していたと、多くの研究者によって考えられている。唯一の例外はプラトンの述べるアトランティスの位置で、ティムエウスとクリスティアの対話編に描写されてる。

不可思議なことに、エジプトや他のピラミッド建造文明の洗練された数学、言語、記述、宗教、建築そして文化的伝統は、それまでの進化の足跡の証拠を、地球上のどこにも残していない。独自の身体様式、髪型、顔の化粧、儀式、道徳的規範などの詳細で満たされているそれらの文化は、完成された統合体系としていきなり「出現」している。実際、しだいに増えつつある証拠が示していることは、レムリアとアトランティスの時代から地球に起こった技術や文明は、あたかも「すでに完成」されていたかのものが、他の世界から輸入されかのようである。私たちが今日持っている進んだテクノロジーは、地球での進化の足跡を残していないその来訪者と伴に持ち込まれた、そうした時代の記憶には因っていない。そして、こうした間接的な起源をもって、私たちの「過去のエソテリック」の伝承は始まっているのである。

 

オシリス王国

古代の歴史について、私たちが学校で教えられたことのほとんどすべては、人を惑わせている。人類の起源、古代文明、ピラミッドの目的は大きく歪められたものである。 ホモ・サピエンスは進化の結果ではなく、そうした知的人間は遺伝子工学の産物であるため、生物学者が〔進化論上で〕「欠けている環」を見つけることはありえない。シュメール人は文明的人種の起源ではなく、むしろ、高度文明の分岐の始まりである。さらに、最初のピラミッド(最も優秀で最も古いもの)は、進んだ建立者により建設されたもので、彼らは、私たちが今日知っているよりもはるかに、地球エネルギー、天文学、時間の長期計算、および巨石の建築法を知っていた。

砂漠期以前のオシリス帝国は、アトランティスの延長部であり、聖書でいう大洪水の起こる以前の時代からの生き残りの優れた遺物であった。地球のすべてのピラミッド文明は、古代ボスニア、マヤ、もちろん古代エジプトを含め、レムリアとアトランティスの末裔によって建造されたものである。しかし、メソポタミア、中国、中央アメリカの他のピラミッド文明は、そのはるか後期に起こった。それらは、洗練された数学や技術だけでなく、豊かな象徴主義をも取り込んだ秘教流派の隠喩をもすべて組み合わせたものであった。美学と秘教の魅力は、複雑な儀式、天文学上の配列、秘密儀礼、余剰な大規模記念碑、目を見張らされる建築、芸術的に描かれた象形文字、そして人間と動物が一体化された「神」――地球の肥大した人口に超越した神秘を作り出すように意図された――をもたらした。そうした神秘主義は、故郷よりはるかに遠く離れたひとつの惑星に運ばれてそこに閉じ込められたもので、人類をその限られた生存の条件という事実から関心をそらせ、現実に目をつぶらせた。

紀元前10,450年、現代エジプトのギザ高原に大ピラミッドを建設する計画がトートによって起草された。他の諸ピラミッドの建設時期は数千年後だったたが、この独特な属性は他のすべてのピラミッドとは異なり、より古い建設時期を示唆している。神秘的なスフィンクスは、エジプトの砂の下の秘密を護衛しているかのようである。スフィンクスはオシリス帝国の最古の遺物で、その巨大彫刻の全側面には、砂漠以前期エジプトからの時を示す水の浸食痕がある。スフィンクスの下には、古代の記録館や極高度な知識の部屋があるといわれる多層の地下室がある。ギザの他のピラミッドは、スフィンクスから数千年後の約4,470年前完成したが、オシリス帝国の時代の12,000年前に建てられた古いピラミッドにとって代わり、それを埋もれさせた可能性がある。

オシリス帝国のいくつかの説は、世界のピラミッドが水晶でできていた、あるいは、その頂点が結晶物質――最近、大西洋の底で発見された物質を含む――で覆われていたことを提唱している。長い間喪失していた大ピラミッドの冠石は、かつては巨大な水晶であったと考えられている。これらのピラミッドは、完全に機能すると、必要に応じて、実際に地球のエネルギーを生成、蓄積、移送することができた可能性がある。興味を引くことに、実験者が数十年前に発見したところでは、ピラミッドは、ことにその頂点付近で、なんらかの方法でエネルギーを集め貯蔵する、自然な電気コンデンサーのように働く能力がある。ピラミッドが大きければ大きいほど、エネルギーを集め貯蔵する能力は大きい。またピラミッドの構成も重要である。ピラミッドが完全に水晶で作られている場合、またはクリスタルの冠石をもっている場合、その構造はその能力を大きく増加する。また、調査者によると、ピラミッドの形状は、ピラミッドのパワーにも本質的に関係する。この形状は、建築上の特徴で、エネルギ蓄積器およびエネルギ増幅器として機能することが証明されている。

 

大ピラミッド

何世紀もの間、エジプトのギザ高原にある大ピラミッドは、人々の興味をそそり、訪問者を謎に包んできた。それは、隠された古代の知恵の膨大な手掛かりを、少なくとも2つの主要領域において持っている。第一は、数学的および天文学的知識の具現化である。第二は、意識の拡大である。一般にケオプスと呼ばれる大ピラミッドは、π〔円周率〕とΦ〔黄金比〕の両方の比率を高さ、底辺、四辺の関係に暗号化している。天文学データは、地球と太陽の距離、地球と月の重さ、地球の半径なども大ピラミッドに暗号化されている。ピラミッドは、構造的にプリズムをなしており、その立体三角形は天空の地球との共振を描いたものである。そのプリズム構造の働きは、エネルギーの一本のビームを拡大、増幅し、他のギザのピラミッドに転送するものである。これは、宇宙航法、特に高度な宇宙船のエネルギーの再充填に使用できる。そのプリズムの元の磨かれた外殻とそのユニークな構造は、大ピラミッドが測地線上のエネルギー源であり、おそらく非常に強力な光線武器にもなる。ピラミッド構造の中心部の深いところにある「キングズ・チェンバー」は、秘義伝授儀礼、特に「異次元への門」を開くのを助けた。

外形的には、大ピラミッドは自然の創造原則を象徴し、幾何学、数学、天文学、占星術の原則も美しく表現していると見ることができる。その構造体自身の内部には秘義伝授儀礼の謎の場所があった。そこにエソテリックの伝授儀礼の神殿、または洗礼の泉があった。キングズ・チェンバーで一夜あるいはそれ以上過ごして出てきて、初学者は再生し、その後は達人になった。古代ギリシャの巡礼者からフランスの将軍、ナポレオン・ボナパルト、そして近東の謎めいた神秘学派の初心者まで、大ピラミッドを訪れた多くの人々はそこで、神秘的な出会いを体験してきた。

大ピラミッドは世界中のすべてのピラミッドの中で最も興味を掻き立て、しかも地球上の全陸塊の中心に位置している。このような正確な地球規模の構成は、空からの、または宇宙空間からの視点からしか観測できなかった。大ピラミッドの高さとその周囲長の比は、地球とその円周の比と同じである。その正確な測定値や、通気孔内にドアがあるという事実は、機械のような機能を示唆している。地球の諸大陸の測地中心の数学的計算を図形化することは、高度な飛行機や宇宙船を利用すること以外、他の方法で行うことはできなかった。さらに、大ピラミッドの4つの「通気孔」は、オシリス帝国時代においての、オリオン、シリウス、ツーバン、ポラリスというの重要な星を正確に指している。地上の3つのギザのピラミッドの配置は、ギザの空に見られる夜空の天の川銀河の地球上の表象として、ナイル川をそれに見立てたオリオンの星座の配置に完全に一致している。これらの構造物の地球上の配置は、銀河系域の様々な星との関係において、測地学的または天文学的に重要な意味を持っている。すなわち、ギザ高原の3つの主要なピラミッドの構成は、特定の主要な星座を持つ太陽系の、地球上での「鏡像」を作り出すことが意図されていた。

 

エジプトとヘブライの神秘派

大ピラミッドが建立された後の数世紀間に、モーセという名の男が、アマヘトプトプ王3世の王室で成長し、そして、その息子アエクアテンとその妻ネフェルティテ、そしてその息子のツタンカーメンが育った。 紀元前14世紀のそうした王(ファラオ)たちが地球の特定の人びとに教えようとこころみた真実は、彼ら自身を含め、不滅の霊的存在があることであり、古代エジプトの神秘宗派によって創造された架空で比喩的で擬人化された神――エジプトではアムンの司祭として知られていた――を投げ捨てる計画であった。 世界中に建てられたピラミッドや古代の多くの石碑は、「謎の石碑」と呼ばれることがある。どのような理由で、ある文明が、非常に多くの資源をそうした精巧な建物に費やしたのであろうか。一人の王の生涯を讃えたり、修行者が尊師になる不思議な幻想を作り出すためだったのであろうか。

古代帝国を起源とし、エジプトの古代史の長い経過を通して、謎めいた秘密社会があった。アエクアテン王は新しい教えを受けたが、自己賛美のための野心に大きく影響された。同王は自分の新解釈の利益となるよう既存体制に反抗し、彼自身の秘密社会はそのままの記録を残した。彼は個々の霊的存在という概念を変え、アテンと呼ばれるひとつの太陽神という概念を具現化した。しかし、彼の治世は短かった。というのは、エジプトの神秘宗教に対する宗教的征服の戦いは、アケナテン王をアキンの神権を廃止するように促した。その後エジプトの首都をテーベからエジプトの正確な測地中心にあるアマルナの新しい場所に移した。しかし、確立された宗教的支配を打ち倒すこの計画は、すぐに中断された。 アケナテン王の治世は、以前の神権によって数十年後に打ち倒され廃止されたが、主にエジプトの境界の外に秘密社会の知恵が広がったとの、大きな影響をもたらした。

ヘブライの秘密社会――モーセはその直系子孫であった――について議論する際、ソロモンの神殿については実証がないことに注意すべきであった。ソロモンが実在の人間であることには、聖書に書かれていること以外には、いかなる確かな証拠もなかった。 また、私たちには、シバの女王についても、また旧約聖書上に登場する諸人物の誰についても、確かな証拠はない。しかし、聖書に記載されている人々から来る知恵のいくつかの要所がある。 「一つの神」という考えは、ヘブライ人の指導者モーセによって永続化されたが、彼はエジプトにいた。 彼は、エジプトのユダヤ人の奴隷である彼の養子になった人々とエジプトを出た。その後、モーセの言葉を暗黙のうちに信じていたユダヤ人の信者たちは、彼らは「ヤハウェ」と呼んでいる単一の神を信奉した。この同じ一神教的存在が、キリスト教とイスラム教の信仰の基礎である。

 

遠い過去からの巨人

エジプトの砂漠期以前のオシリス帝国の前に、さらには、アトランティスとレムリアの文明の前に、一度、地球上には巨人の人間が存在していた。エリック・フォン・ダニケンとゼカリチ・シッチンのような近代的な研究者や学者たちは、異星人は遠い過去に地球を訪問しただけでなく、その後私たちの歴史、神話、宗教、そして身体の進化に影響を与えたと提唱した。世界のほぼすべての宗教の一つの共通点は、優れた人間の階層という概念である。 これらの人間には、「神」と呼ばれる指導者、支配者、または王がいた。特定の信仰の支持者は、この主の命令を行い、従うことが知られています。時には、これらの命令は、人間性に関する様々な異なった程度の操作または行動を含むことがある。 古代エイリアンの理論家によると、これらの存在は、集合的あるいは選択された集合体として存在し、人間の創造を担い、文明を残している。

前述のように、ネフィリムはかつて地上に住んでいたとされる巨人である。彼らは人間の女性と古代のETの間の性交による混血の子孫であった。より詳細には、古代の創世記とエノク書は、降臨した「ウォッチャー」として知られている霊的存在が、私たちの女性と交じり、ネフィリムとして知られる混血種の子孫が始ったことを伝えている。あるいは、旧約聖書の創世記の記載にもあるように、ネフィリムは、奇怪な巨人の一種で、その子孫はアダムとイブの子孫と交わった。彼らは多種の名前で呼ばれている惑星からの到来者で、そうした惑星とは、ヘルコルバス、ニビル、惑星X、ティシュ、ネメシス、またはワームウッドである。

そのような物語は、人類史そのものと同じくらい古い。そうした来訪者の歴史と記録、混血の末裔、異星人種などは、世界の神話、伝説、宗教、迷信の大部分を構成している。5千年以上前の粘土印判は、メソポタミア地域全体で豊富に見つかっている。これらのアッシリアンとバビロンの楔形文字の印判は、叙事詩、宇宙的物語、数式、天文データ、寺院記録、王の歴史、文法と語彙の教本、さらに、神々の名前、系譜、行為、権力、役割を記録している 。古代都市ニネベで見つかった膨大な図書館、メソポタミア地域の他の多くの印判は、私たちに過去の象徴的な窓となってきた。それらから、シュメールの重要な生活様式を垣間見ることができる。

 

ネフィリムの地球支配

シュメール、インダス、エジプトの文化は、初期の段階から非常に洗練された高度な形態をもって、突然に出現し、そしてその後、歴史はより原始的な状態に落ち込んだように見える。 彼らの相関した文化の発祥の段階から、シュメールン、インダス、エジプトの都市には、学校、素晴らしい家庭、屋内配管、工業施設、図書館、さらには病院があった。 シュメリアでは肝臓の粘土模型が見つかっており、解剖学と医学が人間の器官のモデルを使って教えられていることが示唆されている。メソポタミアの墓地から回収された骨格は脳の手術が行われた証拠を示している。これらの文化の初期段階では、高度な農業技術と畜産も一般的であった。古代エイリアンの研究家は、ネフィリムの知識が人間に伝わったと説いている。

ネフィリムが北米に住んでいた証拠があり、巨人の骨格が、今日のアメリカの先住民文化以前の考古学的な地層で発掘された。その巨体の人間の骨は、オハイオ州の丘陵で発見され、背丈が2.5~4メートルの人で、6本指の手、二列の歯、赤い髪であると言われていた。同様の巨大骨格は、カリフォルニア岸沖のチャンネル島と、ネバダ北部の洞窟――かつて氷河期の終結時にできた大規模な内陸湖レイホンタンに面していた――で回収されました。スミソニアン研究所は、19世紀から今日まで、オハイオ渓谷や他で、巨人の骨を収集した。もし、まだ存在するか、新しい骨が発見された場合、骨のDNAサンプルを採取することができれば、彼らはネフィリムに属しているか、旧約聖書の名声の “倒れた天使”であることが分かる。オハイオ州の丘陵地帯の多くは、完全に破壊されたり覆われたり、時には建物の上に建設されたり、観光地として再建されたりしている。

カリフォルニア南部の沖のカタルーニャ島の巨人の遺骨は、絶滅の危機に瀕していた動物たちがまだこの惑星を徘徊していた時期に生きていたと判断された。1920年代と1930年代には埋葬地が発掘され、巨人の骨は何らかの戦いに取り組んでいた。 しかし、骨は運び去られ、不可解にに消滅した。骨が公衆から隔てられているのは、彼らがダーウィンの理論に反する証拠を提供しているからである。彼らは完全な人間ではない。この地球での人として、私たちが誰であるかという私たちの全概念は、古代史は何も告げておらず、大きな改訂を経なければならないだろう。

 

聖書上の表現

「神の子」との聖書の記述は、明らかに古代の「神々」である。だが、その説明はそれほどには正確ではない。彼らには、人間の女性の生んだ子供がいた。彼らは、ヘルクレスのような 「有名な人」だった。彼らはアトラスのような巨人も生み出したし、創世記5章のエノク――決して死ななかったが神によって「連れ去られた」――のような神秘的な力をも享受した。 創世記6章によれば、「その日には、ネフィリムは地上にあって、またその後、神の子たちは人の娘たちのところに行って、娘らによる子供たちを持った。彼らは昔の勇士であり、有名な人々だった。」

ネフィリムという名前は、これらが巨人であることを示している。「神の子たち」は、したがって、巨人と「堕落した天使」の両方が地球上にいた。その異種交配は、人類の腐敗国家がますます邪悪化したことを示している。おそらく、その神話上の生き物はかつて存在していのかもしれない。おそらくそれらは人間が生んだ遺伝子実験の〔結果〕であった。私たちはまた、特定の動物を他の動物と掛け合わせ、異種類の動物を生産することを知っており、これはまた農業にも当てはまる。交配は、現代の遺伝学の科学よりずっと前に起こった。これと同種の交配――私たちに伝えられる古代の神話上の生き物を作り出した――が創世の時代に使われていたのは、考えられないことではなかった。もし、ヘルクレス、アトラス、その他の神話的な人間が本当なら、ネフィリムのような神秘的な生き物もそうであったろう。

現代の出来事には、それが聖書の予言に一致し、あるいは、そう解釈することができる、多くのことがある。中東の紛争は熱狂状態に達し、他方、富裕エリートはこの惑星とそのすべての住民の支配を自認してきている。聖書の言葉、またはトーラー――ヘブライ語の律法の文言内に込められていると言われる一連の秘密メッセージ――の言葉は、私たちの歴史に発生する出来事について、それを描写した情報を提供している。聖書の中で予言されているように、ネフィリムの新人種の創造や、アヌンナキの復帰といった、巨大なまやかしが接近している。暗黒側に向かわせ、 「獣の印」を受け入れる者たちは、病気になることなく、数百年の寿命を与えられる。足病医のロジャー・レイア博士が研究した異星人の移植は、人のDNAを変更することができる「印」の原型であろう。人へのRFID移植の出現はまた、聖書の予言の暗い影を連想させる。さらには、試験管実験室で生まれた不吉な「目の黒い」子どもや「スーパー兵士」の描写もある。

 

つづく

 

 

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Modern Esoteric: Beyond Our Senses,  by  Brad Olsen

http://cccpublishing.com/ModernEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2017



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