住み方の変換への着手

  私の健康エコロジー実践法 =長期戦編=その15

Day 170+234(4月26日)

「はじり」の前後には、自宅から数百メートルほどのところにある公園でストレッチングをします。その公園まで数分ほど歩いている時の話なのですが、いつも、その行きと帰りの違いを痛感させられています。というのは、行きのぎこちのない歩きが、帰りにはいともスムーズなそれに変わっているのです。その違いは自分でも驚くほどです。まるで、爺さんと(若者とは言いませんが)そうですね、四十歳代に若返ったほどの違いです。それほど、体のこなしがこの間で変わっているのです。

もし、私がはじりをしていなかったら、私の体の状態がその「行き」の状態が常態となるのかと想像すると、それだけで充分に、はじりを継続する理由になります。前回のたとえを再使用すれば、まさに「錆び付き」が始まった状態と、そこに、油差しをした状態とでも対比できましょう。

ところでこの一週間、シドニーは悪天候が続き、ことに月曜から水曜までの三日間は連日の大雨のため、私の運動もさすがに断念せざるをえませんでした。週初めの日曜には、昨年7月以来の8カ月ぶりに12キロをはじって気合いが入っていたのに、腰を折られてしまいました。

その余波が体重の増加です。今日はすっかりと秋らしくなったなかを10キロはじりましたが、体が重く、タイムも伸びませんでした。はじり後の最低体重でも、73.8キロに上っていました。

 

Day 170+237(4月29日)

「日々両生」にメモしましたように、次の10年紀に向けた住み方の変更に着手しました。要は、これまで親しんできた定住重量型から、ノマドな軽量型への暮らし方への転換です。

そのための違いの何よりもの核心は、長年親しんできた所有物で膨れ上がった自身から、自分の身体と気力のみが頼みの綱という痩せ身の自身への変換です。

ただ、そこで何がきついのかといえば、身の回りに多くの物、ことに私の場合は本をやたらに貯め込んで、それをそうとは気付かずに自分の武装としてきたことがあります。そして今後は、そうした持参物、言うなれば身にまとったヨロイを、もう着て歩けない、歩かない、という生活です。

ところが、この切り替えがなかなかできないのです。そして、書棚の蔵書を見やりつつ、これも切れない、あれは大切と、中途半端に逡巡してきました。

そうした悶々たる心境の中で、はたと気づかされたことがあります。

それは、一昨年の二月、友人のバエさんが亡くなって、彼の蔵書やら所有物が、まるでがらくた同然に処分されてしまった、それを思い出した時です。

彼にとって、それらにどれほど思い入れがあり、他に代えられない必須物であったとしても、たとえ家族であってもそれらは、それだけの価値のあるものでも何でもなかったことでした。

畢竟、旅立ちにあたって、持ち物は何一つ不必要なのです。

私にしても、次の10年紀が終われば、その先はもう、バエさんが達した旅立ちの時期にほとんど入ってゆきます。

ならば、私がそれを武装と無意識にでも考え、その内に甘んじていたことは、それはもはや武装にも何にもならない、強いて言えば、永く親しんだ過去からの、惰性か習慣です。どうやら私は、持ってゆけない荷物をあたかも持ってゆけると、大きな考え違いをしていたようです。

それに気付かされた時、私はようやく、そうした”未練”がそれと分かり、持ち物の大半の処分ができるようになりました。

ただ選ばねばならない現実としては、次の10年紀、オーストラリアの年金受給を放棄しない限り、一年の半分は、オーストラリア国内での居住が義務付けられます。

その半年の留守をできる限り無駄にせず、かつ必要最小限な住み方として、友人家族とのシェアー暮らしを選んだ次第です。そして、その限りで必要かつ可能な所有物は非処分とします。

まあ、言ってみれば、旅道中のうち、半年分の滞在を、とあるホテルに長期予約したようなものです。

それに、この10年間、身体の故障もしだいに頻繁となるのは大いに予想され、半年ごとに「基地」にもどってメンテナンスに集中するというのも、結局、避けられない必要事となるでしょう。

 

Day 170+241(5月03日)

引っ越し態勢に入ってから、当然ながら、日々がその準備モードに突入し、毎日のペースがそれ優先になりがちです。おかげで、日課のエクササイズにしわ寄せがきて、いわゆる運動不足ぎみとなっています。

 

Day 170+244(5月06日)

いきなりですが、社会において、誰もが好きなことをやっていて、それで社会がうまく回ってゆく。あるいは、それが社会がうまくまわってゆくルールなのではないか、と、最近、そんなふうに考えるようになってきています。

個人的な話で恐縮ですが、自分の過去を振り返って、私はやはり、古い社会のしきたりにしばられていたようで、おそらくそういう無意識な意識があったの思うのですが、「男なのだから」、何でも自分でこなさなければいけないと、あれもこれもと――必ずしもそれが出来るわけではないのですが――、取り仕切らなければならないと意識する意識が強かったように、思い出されます。

ことに家族内――私の場合は夫婦関係ですが――においてはその傾向が強く、無意識にでも、相手の得意の場が見えなかった、上手に任すことができなかった、そんなところがありました。

それには、他人に甘えてはいけないというモラルの実践といった面、言ってみれば真面目すぎる面、もあったのは確かです。

そういう意味では、上手に“さぼる”やり方が、むしろ潤滑油であるのだなと、ことに、家族のような小さな社会については、思えているわけです。

 


 

この1ヶ月間のエクササイズ・ログ

 

04月08日(水) 水泳     1500m   37分28秒

04月09日(木) 自・電車通勤 自転車走行      5km 

04月10日(金)  同 自転車走行           4km

04月11日( 土)  同 自転車走行           8km

04月12日(日)  はじり  10km  1時間10分09秒  73.4kg

04月13日(月) 水泳     1500m   36分33秒   74.4kg 

04月14日(火)    歩き  30分

04月15日(水)  なし

04月16日(木)  自・電車通勤 自転車走行      8km 

04月17日(金)  同 自転車走行            8km

04日18日(土)   同 自転車走行           8km

04月19日(日)   はじり  12km  1時間24分08秒  72.6kg

04月20日(月)   大雨

04月21日(火)   大雨

04月22日(水)   大雨

04月23日(木) 自・電車通勤 自転車走行           8km 

04月24日(金)   同 自転車走行           8km

04月25日(土)   同 自転車走行           2km

04月26日(日) はじり  10km  1時間10分20秒   73.8kg

04月27日(月) 水泳     1500m   38分13秒     75.0kg 

04月28日(火) 借家物色・下見

04月29日(水) 借家契約

04月30日(木) 自・電車通勤 自転車走行           5km 

05月01日(金)   同 自転車走行           7km

05月02日(土)   同 自転車走行           1km

05月03日(日) 引っ越し準備

05月04日(月) 水泳     1400m   34分29秒    

05月05日(火) 水泳     1500m   36分45秒     74.6kg 

05月06日(水) 引っ越し準備

 

 

 

 

   
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