古典竹筒水鉄砲

    「二極子育て」外野席(第8回)

散歩の道すがら、道端に竹筒が幾つか捨ててあるのをみつけました。

そこで、その中から適当な寸法のものを拾って持ち帰り、水遊びの大好きなジョンのために水鉄砲を作ってみることにしました。

私が子供のころに作った、竹筒水鉄砲です。

昔の手順を思い出しつつ、ジョンに見せながらの腕の見せ所。彼も好奇心満々の目で、私の作業をみつめています。

竹筒を切り、節の真ん中に小さな穴をあけ、ピストン用の細い棒には、巻き付けた古布が動かぬよう短い竹串をクロスに刺してストッパーにし、古布はきつからず弱からずに巻き付け、タコ糸で結わきました。

こうして、それほどの困難なく、作品そのものはできました。

 

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さあ、水鉄砲はできましたが・・・

さて、バケツに水を張って、裏庭でいよいよの“試運転”です。

案の定、古布を巻き付けたピストン部が問題です。竹筒自体が枝のある側で真円の断面になっていなく隙間になりやすく、その隙間を無くそうとピストン部を太くし過ぎると、ことに子供の力では重くで動かせません。

そういう次第で、出来た水鉄砲は、ちょろっとしか水が飛びません。ジョンもやや興ざめな顔をしています。

そういう具合で、この試みは、作業実演を楽しんでもらうに終わりました。

 

しばらくすると、ジョンとお父さんは、車を洗いはじめました。

そこでジョンが水鉄砲を使っています! ただし、おもちゃ屋で買ってきたプラスチックのカラフルなその水鉄砲は、1メートル以上の長さがあってかっこよく、彼も得意げです。そしてそれが、水の飛び具合も、その水量も立派に洗車の役に立っています。

むろん、私の作ってみせた古典竹筒水鉄砲は出番がありませんでした。

 

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