第七章(最終章)

生まれたどんな子をも歓迎する国に

 

たまらんよ、こんな人たち。男尊女卑の天皇制が根絶できないわけだ。

国連も問題視し、是正勧告した男子偏重。これに対し、安倍首相は社交辞令のかけらもない石頭丸出しの反論をし、世界の更なるひんしゅくを買った。

象徴天皇制。ごくごく近年貼り付けた、神聖にして侵すべからずの「現人神(あらひとがみ)」が剥(は)がれ落ち、その後、尚、剥(は)がれ損なった瘡蓋(かさぶた)のように、この国に、しがみ付くあの醜態。

はたまた、庶民は、歴史も浅い謎の因習、夫婦同姓をわが国古来の伝統のように盲信し、今や世界標準の夫婦別姓にさえ、到達できない。日本で以下の事実が報道されることはない。 詳細記事

モノとコトは世界の二大構成要素である。そのコトを構成する情報にはインターネットという最新技術が開発され、世界の通信方式のみならず、生活様式を一変させてきている。その一方、モノの流れである物流は、いくらかの速度の改善やIT化の組み込みはあるものの、その主軸は、車輛に頼った旧来の移動システムがいまだに主流をなしている。つまり、世界の二大要素の進歩に、致命的な「片手落ち」があるのは、先にも指摘した通りである。言うなれば、モノの行き先はほぼ瞬時に決められるのに、その輸送自体は、ゴトゴト、古代の大発明のひとつ、車輪に頼っているのである。

そこで、この片手落ちにバランスを与えるため、情報の世界を一変させたインターネット技術に相当するものを、モノの世界にも導入できないものかという発想が湧く。つまり、物流のインターネットである。 詳細記事