オーストラリアの人口統計学の権威、ボブ・バーレル教授の研究によると、移民による人口増加が、住宅価格の上昇に大きく貢献しています。
その程度は、都市によって異なっている。全移民者の40パーセントが定着するシドニーでは、住宅価格上昇のうち、その50パーセントが移民の影響によるものだという。
他の都市では、パースで33パーセント、メルボルンで29パーセント、ブリスベンで22パーセント、アデレードで21パーセントとなっています。
これと異なる見解としては、ことにシドニーでは、人口の高齢化と人々がより小さい住宅を好むようになっている傾向が、主要な要因であるとするものがあります。
こうしたことから、移民流入人口をシドニー以外に分散する何らかの規制が必要とする声もあがっています。
(Australian Financial Review紙 2003年10月7日号から抄訳 2003.10.25)
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