業種別大卒初任給
今年のオーストラリアの大卒初任給の最高額(中間値)は、投資銀行がトップで69,000ドル(614万円)ですが、それに続いては、今のオーストラリアの資源ブームや公共事業投資拡大が反映して、技術関係が並んでいます。

今年の有名大学の優等卒業生は、7万ドルから10万ドル(623〜890万円)の初任給(年間サラリー)をえているといいます。マッコーリー銀行やUBSの初任給は85,000ドル。そのインターンでも、数週間の経験の間、年間給相当で75,000ドルが支払われています。

毎年、大卒数は約20万人。そのうち、トップの稼ぎが期待できる投資銀行に仕事が得られるのは、800人に一人ほどです。

右のグラフが示すように、全求人数の22パーセントが経理関係、20パーセントが一般マネジメントで、他を圧倒しており、技術系は、そのトップのIT関係でも、9パーセントと半減、ことにエンジニアリング系ではいっそう少数となります。

        
大卒初任給の業種別年間額中間値 単位:千ドル)と求人数割合

 
資料出所:Australian Financial Review, 14-15 October 2006.

(2006.10.14)
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