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NZ公定歩合を7.25%へ引上げ
 ニュージーランドの中央銀行は、12月8日、公定歩合を0.25ポイント引上げて7.25パーセントととしました。昨年1月以来、9回目の引上げで、家計支出の伸びとインフレを抑えるのが目的とされています。
 
  出所:Australian Financial Review, 9 Dec. 2005. 右グラフの灰色部分はインフレ目標幅。

 この引上げにより、上の左グラフのように、マネーレートは、オーストラリアとは1.75パーセント、米国とは3.25パーセントの開きとなり、世界でも最高水準のものとなりました。

 右グラフが示すように、7-9月四半期のインフレ率は3.4パーセントに達し、インフレ目標幅を超えました。中央銀行総裁は、公定歩合を切り下げる見通しはないと語っています。

 エコノミストの間では、中央銀行総裁の見方は楽観的すぎるとの声も出ており、ハードランディングの心配もされています

 (2005.12.10)
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