主要製造品を輸入に頼るニュージーランドは、石油価格の高騰や、旺盛な消費需要のため、その貿易赤字が拡大し、その対GDP比率は、昨年末の8.9パーセントから、今年第一四半期で9.3パーセントへと上昇しています。
出所:Australian Financial Review, 23 June. 2006.
関係者の間では、この勢いでゆくと、同比率が10パーセントにとどくこともありうるとの見通しが広がっています。
食肉、バター、粉ミルクなどの輸出は伸びているものの(第一四半期で年率4.3パーセント)、石油価格の上昇や、NZドルの下降傾向から自動車やコンピュータなどの価格が上昇、輸入の伸びは同四半期で8パーセントに達しました。
NZドルは、対米ドルレートで、今年中に9.8パーセント下落しています。対円レートでも、下のグラフのように、昨年11月をピークに、年内では、およそ12パーセント下がっています。
この一年のNDドルの対円レートの変化
資料出所: 読売新聞
(2006.6.30)
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