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<連載>  ダブル・フィクションとしての天皇 (第55回)


歴史の 「もし」 、その二

 前回に続き、もし、歴史がそうなっていたらの話ですが、1932年のその当時の西園寺の動きは血生臭く潰されて実現せず、それは歴史の 「もし」 の話となります。
 しかし、結局は、その13年後の敗戦により、回りめぐった後の日本の行方として、そうした方向が有無を言わさず強制されることとなります。
 そういう意味では、西園寺の動きは、決して、 「もし」 でも、 “無駄” にも終わらなかったわけですが、それにしても、日本が文字通りの血道をあげたその後の13年間は何であったのか。そして、その激動の前でもその後でも、同じように同じ地位に存在しえていた人物とは、しからば何であったのか。
 
 この訳読も、原著のページ数からいえば、ようやく半分ほどまでに至ろうとしています。
 これからの訳読は、その13年間の詳しい分析と描写となってゆきますが、それを続けてゆくことに、辛いような、苦しいような気持ちが伴います。

 それでは、訳読の最新部へどうぞ。

 (2011年11月6日)

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