職種間賃金格差は1対2.3
オーストラリアの産業で、高賃金職種と低賃金職種では、週給にして、1,000ドル近い差になっていることが、最近の調査でわかりました。最高賃金は鉱業で週給1,687ドル、最低賃金は飲食サービス業で同728ドル。千ドルの開きというより、2.3倍の格差といった方がいいかもしれません。

下のグラフは、上位5種と、下位5種の職種の平均通常勤務年収(税引き後)をランキングしたものです。

上位は、上から、鉱業、金融保険、電気ガス水道供給、教育、公務、となっており、下位は、下から、飲食サービス、小売り、製造業、卸売り、対人その他サービスとなっています。

  

なお、最高の82,228ドルは日本円にして約680万円、最低の36,556ドルは約303万円です。

このデータは、8月17日に、政府統計局(Australian Bureau of Statistics)により発表されたもので、過去一年間の全産業の賃金上昇率は4.0パーセントで、消費者物価上昇率の2.5パーセントを大きく上回っています。

こうした賃金インフレ状況は、オーストラリア経済の好調を原因とする労働力不足の結果が現れたものと言えましょう。


(2005.8.20)

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