オーストラリアで、もっとも信頼できる専門職は、この十年かわらずに看護士でしたが、もっとも下位にランクされたのは自動車セールスマンでした。添付の表は、トップから２８位までの、過去２０年間の推移です。　

この調査は、民間調査機関が、昨年では１１月に、６４０人を対象に回答を求めたもので、表に示すパーセントは、それぞれの専門職の倫理と正直さに、どれほど「信頼が持てるか」との問いに、「非常に高く信頼できる」あるいは「高く信頼できる」と答えた人の合計の値です。

ざっと見て、聖職者が意外と低いことや、銀行員のパーセントが大きく低下していること（８０年台半ばに金融が自由化された）、また、弁護士のランクも、それほど高くないことなどが目にとまります。
　

順位	専門職種名称	１９８５ 　（％）	１９９５ 　（％）	２００５ 　（％）
１	看護士	＊	８６	８９
２	薬剤師	＊	７９	８４
３	医師	６４	６９	７９
４	教師	５４	６９	７４
５	技術者	５３	５９	６８
６	歯科医	６５	６５	６７
７	警察官	５３	５９	６５
８	高等裁判所判事	＊	＊	６５
９	最高裁判所判事	＊	＊	６４
１０	大学講師	５１	５２	６４
１１	聖職者	＊	＊	５２
１２	会計士	４７	４５	５０
１３	銀行員（管理職）	５８	３９	３５
１４	弁護士	４１	３２	３２
１５	世論調査士	＊	３４	３１
１６	ラジオトーク番組アナウンサー	＊	＊	１９
１７	労働組合指導者	６	１０	１９
１８	企業経営者	＊	２０	１８
１９	テレビ・レポーター	＊	１３	１７
２０	企業役員	１９	１７	１５
２１	連邦議会議員	１３	９	１５
２２	株式仲介業者	＊	１３	１４
２３	保険仲介業者	＊	１０	１３
２４	州議会議員	１４	１２	１３
２５	新聞記者	１１	８	１１
２６	広告関係者	８	１０	１０
２７	不動産屋	１０	１１	１０
２８	自動車セールスマン	３	３	３

　調査：Ｒｏｙ　Ｍｏｒｇａｎ　Ｒｅｓｅｒｃｈ

資料出所は、　16 Feb 2006, Australian Financial Review紙より。

（２００６．２．２３）
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