雇用構成の変化、鉱山・建設・サービス化明瞭
過去20年間の雇用数を概観すると、その産業構造の変化がつかめます。1986年、オーストラリアでもっとも大きな雇用主は製造業でしたが、今日では四位に転落、二十年前に二位であった小売業がトップとなっています。

この十年間の変化でみると、もっとも雇用数を拡大させたのは鉱山業の53パーセント増、それに次いで建設業の51パーセント、さらに、不動産・ビジネス・サービス業の50パーセントと続きます。

他方、長期化する旱魃の影響で農業人口が減少し、その反映で農林水産業が16パーセント減、また、中国を筆頭にアジアへの雇用流出が激しい製造業で6パーセントの収縮となっています。

一次、二次産業が減って、資源、建設、サービス産業にたよる経済構造へとの変化です。



 
資料出所:Australian Financial Review, 14-15 October 2006.

(2006.10.14)
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