主催者
ミニアコンカ山
標高7556メートル、中国名ではゴンガ山。 このほれぼれとする容姿の山には、多くの登山家が魅了され、命をなげうって挑戦しています。

日本のクライマーも例外ではなく、少なくない犠牲者も生んでいます。1981年には北海道山岳連盟の遠征隊12名のうち、8名が頂上直前で滑落死しています。

なかでも、いったん遭難しながら、奇跡的生還を果たした松田宏也氏のストーリーはまさに劇的です。
 
氏のプロフィールによると、1982年、ミニアコンカ峰遠征に参加。頂上直下で悪天候に遭遇し、19日間にもおよぶ苦闘の末に下山。薬草取りに来ていた地元のイ族の農民親子に運良く発見され、奇跡の生還をはたしました。だが、凍傷のため、両手指とひざ下15センチより両足を切断しました。
 
氏はその後、こうしたハンディキャップを負いながらも登山に再挑戦、1995年にはチベットヒマラヤのシジャパン峰(8012m)に遠征、最終キャンプの7430m地点まで到達しました。

 
一方、行方不明だった北海道山岳連盟隊員は、2002年7月、氷河のなかから二人の隊員の遺体が、他の遭難者を捜索中の韓国隊によって発見されています。
ミニアコンカ山遠望
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