シドニー マディグラ
シドニーの夏の終わりを飾る、ゲイとレスビアンのお祭り、マディグラが、3月6日土曜の夜、あいにくの強い雨の降りしきる中で行われました。

      
                (写真はSydney Morning Herald 紙 のサイトより)

毎年、海外からのお客さんも含め、百万人にのぼる人出を集めるまでになったマディグラですが、そこには長い歴史があります。

歴史とは、1978年に、同性愛好者が権利を主張してデモをした際、逮捕者を出した事件にことを発し、その抗議から毎年、デモが行われるようになりました。やがてそれが発展し、支持を広くあつめて、今では国際的にも注目されるフェスティバルとなったものです。


パレードが行われたオクスフォード通りは、激しい雨というのに、その両側を三重、四重の人垣で埋め尽くされ、その独特のパレードに声援をおくっていました。

今では、シドニーの重要な観光資源のひとつとなったこのマディグラも、ひと昔半ほど前では、国営放送のABCが、その中継を行うことに異論が出されるお堅い状態でした。

以来、このオクスフォード通り界隈は、普段でも、それらしきカップルが仲良く手を取り合って歩いて光景があちこちで見られ、専門のブティーク、バー、書店などなど、興味深い文化散策が楽しめます。

(2004年3月7日)

                                                
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