QM2とQE2がシドニーに同時寄港
2007年2月20日は、シドニー港にとって、新たな歴史をつくる、記念すべき日となりました。
まず、同日朝6時すぎ、世界一周の処女航海中のクイーン・メリー2世(151,400トン)が入港、同港に入った最大の船となりました。
また、同日午後7時すぎ、その姉妹船、クイーン・エリザベス2世が入港し、両船の同時寄港も、シドニー港にとっての初めての記録となりました。ただ、第二次大戦中、両船の一代目が、兵員輸送船として同港に寄港した記録はあります。
写真のように、両クルーズ船の入港を歓迎するおびただしい数のボートがくりだしています。また、陸上でも、この記録に残るシーンを見ようと、たくさんのシドニーっ子が、同湾の見える要所をうめ、終日、ハーバーブリッジや周辺の道路が渋滞しました。
ただ、さしものシドニー港も、こうした世界最大級の巨大クルーズ船を同時に接岸させる場所はなく、QM2は隣の入り江にある軍港を一時転用して、接岸(写真右上)しました。
QE2は、通常のように、オペラハウスの向かいの、サーキュラーキーの岸壁に接岸、その巨体を見物人にご披露しました。
しかし、こうした歴史的ショーも、先に入港のQM2が同日夜11時に香港に向けて出港したため、ほんの数時間で幕となりました。
(2007.2.21)
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