３月２０日、オーストラリアの株式指標（ＡＳＸ２００）は、５０００の大台に史上始めて到達し、５０００．４でその日の商いを終えました。一昨年１２月に４０００を突破して以来、１０００ポイントを加える期間の最短記録も打ちたてました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＡＳＸ２００指数の過去３年間の足跡
　　　　　

こうした好調な株式市況をもたらしているのは、ＢＨＰ　Ｂｉｌｌｉｔｏｎ，Ｒｉｏ　Ｔｉｎｔｏ，Ｗｏｏｄｓｉｄｅ　Ｐｅｔｒｏｌｉｕｍ，Ｒｉｎｋｅｒ，Ｃｏｍｍｏｎｗｅａｌｔｈ　Ｂａｎｋ，Ｗｅｓｔｐａｃｋ，　ＡＮＺ，Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ａｕｓｔｌａｉａ　Ｂａｎｋ　などの、資源と銀行株の値上がりです。

こうした好況の背景には、中国経済に引っ張られた資源輸出の大幅な伸びがあるからですが、こうした資源輸出に依存した成長パターンに懸念を抱く筋もあります。

オーストラリア経済は、この四年間連続して、２桁の企業利益の伸びを記録しています。その要因には３点があげられています。（１）安定した比較的低い利率、（２）力強い国内需要、そして（３）中印という、世界経済を引っ張る成長経済の影響、です。

こうした上昇基調が続くオーストラリア株式市場ですが、過剰価格との分析は今のところなく、この先１２ヶ月間も、上昇が期待できるとしています。

資料出所は　Ａｕｓｔｒａｌｉａｎ　Ｆｉｎａｎｃｉａｌ　Ｒｅｖｉｅｗ　紙、２１　Ｍａｒｃｈ　２００６．

（２００６．３．２１）

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