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再度の利率引上げ、来月か


予想外の雇用情勢の好調さを受けて、連邦銀行は来月にも、公定利率を引き上げるのではないかとの観測が高まっています。



上のグラフが示すように、雇用の増加は順調に伸び続けており、失業率も歴史的低さを示し、完全雇用状態に達しています。ことに、資源ブームに沸く西オーストラリア州では、失業率は3.5パーセントにまで下がっており、超完全雇用状態です。

こうした人手不足状態の緊迫化により、就業者比率は記録的な64.8パーセントにまであがっています。

金融市場関係者の見通しでは、来月に公定利率が引き上げられる確率は、80パーセントと、先の60パーセントという見通しから、より高まっています。

また、今年中に、さらにもう一回の引き上げがあるとする確率は、50パーセントと見られています。

資料出所は Australian Financial Review 紙、14 July 2006.

(2006.7.14)

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