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公定金利引上げられ6.0%に
8月2日、オーストラリア連邦銀行は、公定利率を0.25%引き上げ、6.00%とする決定をおこないました。前回は5月上旬に引き上げられたばかりですが、オーストラリア経済の好調と、石油に代表される物価の上昇が、こうした決定を予想させていました。
しかし、10日発表された失業率は4.8%と30年ぶりの記録的低さとなっており、今年中にさらなる引き上げが濃厚との見通しがひろまっています。
現政府にとっては、一昨年末の総選挙で、ローン利率の低さを政府の成果と強調して、連続3期の勝利を獲得しただけに、来年末に予想されている次回選挙への影響が懸念されています。
こうしてじりじりと上がってゆく金利は、もはや、可処分所得の30%までに上昇しているローン返済負担をさらに上昇しかねず、インフレとあわせ、政府への不満を増す要因となっています。
こうした金融環境で、日本の普通預金に相当する銀行預金利率の最も有利なものが5.75%。日本の何倍でしょうか?
(2006.8.10)
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