１２月の公定利息の引き上げは見送られ、６．２５％のままに据え置かれたものの、豪ドルの強さは変わらず、対円レートでも、この２年間でも最高の９２円台に上昇、１２月１４日、９２．３円に達しました。これからオーストラリアに旅行しようと計画している人にはアンラッキーなニュースですが、豪ドルの資産を持っている人には、よいクリスマスプレゼントと言えましょう。

この２年間の対円レートを示した下のグラフのように、豪ドルの右上がりの上昇ペースは明瞭です。２年前の７９円前後のレートと比較すれば、１６パーセントの上昇率です。対米ドルレートでも、１３日、７８．８２セントの高値に達しています。

この豪ドルの高値は、今年３度の公定利息の引き上げにもかかわらず、オーストラリア経済が好調をしめしているからです。ことに、先週に発表された消費者心理のレポートは、その旺盛さを述べており、この数日のレート引き上げの要因となっています。


　　出所：　読売新聞

（２００６．１２．１４）

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