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公定金利6.5%に引き上げ
オーストラリア準備銀行は、8月8日、公定金利を0.25ポイント引き上げ、6.5パーセントとすることを決定しました。この引き上げは、昨年11月以来の9ヶ月ぶりのものですが、高めに推移しているインフレ率は、年内か来年早々にも、続いての引き上げがありそうとの予想をもたらしています。
この引き上げは政治的にも注目されており、現ハワード政府は、引き上げが自らの公約である低金利政策を裏切るばかりでなく、連動する住宅ローン金利上昇が、それでなくとも住宅価格の高騰により自宅購入を困難にしている状況に油をそそぐ結果をもたらし、今年末の総選挙への痛い打撃となるものと、危機感をあらわにしています。
また同銀行は、13日、従来のインフレ率予測、2.5パーセントを見直し、今年末までに3パーセントに引き上げ、そのレベルが来年半ばまで続くと発表しました。米国の信用収縮によるリスクとそのオーストラリア経済への影響を控えめに見ています。
(200.7.8.14)
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