金融・投資 もくじへ
HPへ戻る
景気好調なオーストラリアでは、去る9月末で、オージー1人当たりの金融資産は 59,300 ドル (約600万円) となり、一年間で 20.9
パーセントの伸びとなりました。
グラフ上段が示すように、一人当たり金融資産(預金、株式、年金の合計、住宅価値は含まず)は、 2007年9月末現在で6万ドル近くに及び、近年のオーストラリア家計の豊かさを示すデータ
(世界平均伸び率のおよそ二倍―Boston Consulting Group, Global Wealth Report) となりました。また、この三年間の伸び率では70パーセントです。
金融資産の伸びは、2002年でのマイナスを示しましたが、2005年以降の伸びは目覚しいものがあります。これには、12月末までに、17パーセントの伸びをしめした株価
(S&P/ASA200) が大きく貢献しています。
ただし、この株価の伸びは、昨年の24.3パーセントより大幅に低く、この4年間での最低でした。
また、下段グラフが示すように、一家計あたりの年金資産も同様な伸びを示し、2007年9月末で、その総計は1.2兆ドルを越えています。
こうした成長の結果、オーストラリアの民間部門の経済規模は、過去5年間で、 インフレを除去した実質で、二倍となっています。
資料 : Australian Financial Review, 28 Dec. 2007
(2007.12.31)
金融・投資 もくじへ
HPへ戻る