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政策金利、最大1%の切り下げ予想


最新統計によると、昨12月期の消費者物価インフレ率は0.3パーセント下落、年率にすると5パーセントから3.7パーセントへの下落で(下グラフ青線)、インフレ率を金利決定の重要要素とするオーストラリア準備銀行は、今週3日の会議において、現行の4.25パーセントから最大1パーセント切り下げ、3.25パーセントにするものと予想されています。

                


このインフレ率の発表を受けて、同銀行は、「12月四半期の消費者物価率の結果は石油価格の下落により、著しく下がるものと予想されていた」、とコメントしているものの、その下降の早さには、予想を越えるものがあったのではないかと見られています。

このまま下降が続けば、今年なかばまでには、同銀行が目標としているインフレ率ゾーン(2〜3%台)に落ち着くものと見られます。しかし、その他方、豪ドルの下降はインフレ率を上げる要素でもありますが、オーストラリア国内経済の減速は、その貢献度を引き下げています。

 資料出所: Australian Financial Review, 29 January 2009

(2009.1.31)

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