困難化する住宅取得
家計収入の伸びは順調なものの、それを上回る住宅価格の高騰、ホームローン利率の引き上げにより、オーストラリア全国で、住宅取得の困難度が上がってきています。
オーストラリア統計局の調査によると、家計収入に占める住宅関係費の割合はじりじりと上がり続けており、その割合が30パーセントに達しているかどうかを目安として、それ以上の地域(サバーブ)名を、困難地域として、各州都別にリストにして公表しました。州都名の横の数値は、各州都圏の平均値で、それぞれ、その下に、その割合の高い方から順にそのサバーブ名が挙げられています。
この割合が30パーセント以上の家計が全体に占める率(%)は、シドニーで27、メルボルンとブリスベンで22、パースで20.7、キャンベラで16.6となっています。
シドニーは、ここ数年、住宅価格の上昇は沈静化しているものの、その水準はまだ全国トップである一方、低収入家庭も多く、それにともない、この割合も他都市をはるかに上回っています。
(資料出所: 29 June 2007, Australian Financial Review 紙)
(2007.6.30)
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