賃貸家賃の上昇つづく

オーストラリアの住宅市場では、新規住宅建設が需要を下回っており、賃貸住宅への入居者も、住宅の購入者も、この先数ヶ月にわたり、それぞれの費用の上昇に見舞われそうな状況が予想されています。

全体の建設活動は、公共インフラ施設への民間、政府の投資によって活発なものの、住宅建設は、ローン利率の引き上げや住宅価格の高騰のため、その伸びは抑えられています(グラフ右)。

住宅業界の統計では、過去一年間で、約15万戸が建設されたものの、およそ18万2千戸と見積もられる需要を下回っています。このため、この一年間で、賃貸住宅家賃は平均5.8パーセント値上がりし、来年の第一四半期にも、およそ8パーセントの値上がりが予想されています。

     
 (資料出所: 29 November 2007, Australian Financial Review 紙)

 (2007.12.1)

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