ローン利率の下降、政府の資金援助、賃貸料の値上がりにより、住宅市場の回復のきざしがみえています。昨年１１月の統計（下グラフ）では、住宅ローンの新規契約が約１０パーセント伸び、ことに、初めて住宅の取得をする層では、２３．６パーセントの大幅な伸びとなっています。
この初取得層の急増は、政府の資金援助が、中古住宅で１万４千ドル、新築住宅で２万１千ドルへと倍増された影響です。
住宅市場の状況を昨年第四四半期（１０－１２月）の統計（下表）でみると、オーストラリアの多くの都市で、価格下落が弱まる傾向が見られます。
来月には、政策金利がさらに引き下げられると見込まれており、それがローン金利にも大きく反映されれば、さらなる回復も予想されています。
（資料出所： 15 January 2009, Australian Financial Review 紙）
（２００９．１．１５）
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