本年前半六ヶ月の住宅価格の上昇は、オーストラリア全国のどの地域でも見られ、いよいよ住宅市場の回復が確実視されています。全国平均値で見て、２．０６パーセントと、一年間の２．７０パーセントに迫る上昇率です。
グラフは、六月までの３ヶ月および１２ヶ月間のそれぞれの地域別の、戸建とアパートを総合した住宅価格中間値の変化率です。ダーウィンは、近海での大規模天然ガスプロジェクトの着手にともない、流入人口が増している結果、住宅市場のひっ迫は他地域を引き離しています。
また、昨３０日発表の統計局データによると、今年５月の住宅新規着工数は、年率１１パーセントの下落となっており、引き続き住宅供給は低調な状況が見られます。
（資料出所： 31 July 2009, Australian Financial Review 紙）
（２００９．７．３１）
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