近年、急速な上昇を続ける賃貸家賃は、来年もいっそう上昇するとの見通しで、少なくとも、２０１２年までは続くだろうとの予想がでています。
こうした上昇は、引き続く需要にもかかわらず、供給が追い付いていないからです。
ある民間調査所の予想では、２０１０年から２０１２年の間の年間賃貸家賃の上昇率は、オーストラリア全体で５．８パーセント、シドニーでは７．１パーセントに登るとのことです。
間借り人にとって最悪の都市シドニーでは、来年の空室率は１パーセントを下回るだろうとの予測で、事実上、空き室のない状態となりそうです。下の表のように、シドニーでは、２００２年から２００８年までの間の年間値上がり率は３．５パーセントでしたが、それが、２００９年では６．２パーセントに上昇し、その後の三年間では、７パーセントを越えるだろうというものです。
（資料出所： 30 November 2009, Australian Financial Review 紙）
（２００９．１１．３０）
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