住宅価格(全国)、年5%上昇

8月6日のオーストラリア政府統計局の発表によると、戸建住宅価格は、6月までの過去一年間で、全国平均で5.1パーセント、ことに最近3カ月では2.4パーセント上昇し、今年5月に政策金利が史上最低の2.75パーセントまで引下げられたことが大きく貢献したものと見られています。

下の表は、各州首都別の戸建住宅価格の変動を、6月末で終わった今年第2四半期を、同第1四半期つまり3カ月前と、一年前の第2四半期つまり1年前との間で見たものです。

大きな変化を率いている二都市は、パースの11パーセントとダーウィンの7.7パーセントで、資源投資ブームによる人口流入の反映がみられます。続いて、シドニーの6.1パーセント(最近3カ月で2.7パーセント)と、ことに利率引き下げの影響の大きさが注目されます。

その他の都市は、以上3都市に比べると、かなり穏やかな変動に終わっています。 

なお、平均(中間値)価格については、この統計では扱われておらず、そのおおよその目安は、2013年3月22日付の 「都市別、住宅価格最新値」 の各都市別数値に、下の3ヶ月間変動値を掛けて算出できます。

戸建住宅価格変動率(3ヶ月及1年間) 

今年第2四半期
までの3ヶ月間
今年第2四半期と
昨年同期の1年間
パーセント
パーセント

全国8都市平均
2.4
5.1
シドニー
2.7
6.1
メルボルン
2.4
3.3
ブリスベン
1.9
3.7
アデレード
0.3
0.6
パース
3.4
11.0
ホバート
-1.0
1.2
ダーウィン
2.9
7.7
キャンベラ
1.0
2.6

(資料出所: オーストラリア政府統計局)

 (2013.8.6)

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