建物内での喫煙が全面禁止に
先月のクイーンズランド州、タスマニア州の決定に続いて、ニュー・サウス・ウェールズ州とヴィクトリア州も、パブやクラブでの禁煙を決め、これにより、個人住宅を除くあらゆる建物内での喫煙が、事実上、全面的に禁止となります。
これまでに、職場、レストラン、公共の建物などと、順次、喫煙禁止の場が増えてきましたが、喫煙家にとっての最後のとりでとも見られていたこうした場所でもの禁煙が、こうして導入されることとなりました。
この決定は、禁煙運動家や、受動喫煙による健康被害者をかかえる労働組合などからは、歓迎の声が上がっている一方、ホテルやカジノ、パブ業界からは、顧客が減って雇用にも影響が避けられないとしています。
この決定は、州によって違いはあるものの、段階的に実施に移され、2007年までに、完全実施されます。
この禁煙は、戸外では適用されませんが(カフェの室外のテーブルは禁煙)、場所によってはビーチでも、砂に埋められたタバコの吸殻が環境に害をもたらすとして、禁煙が導入されはじめています。
(2004.10.14)
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