パースの「ベルリンの壁」が消える                    HPへ戻る
西オーストラリア州首都パースの中心部には、鉄道が地表を東西に走って街を分断、「ベルリンの壁」とも呼ばれてきました。ことに、街の機能が南北に隔てられ、北の歓楽街と南のビジネス街の行き来の障害となってきました。

5月17日、州政府の計画インフラストラクチャー大臣は、鉄道を地下化して、この百年来の「壁」を取り払い、パース駅周辺を大改造する計画を発表しました。下の写真は、その計画が完成した際の想像図です。

 
              【ファイナンシャル・レビュー紙2005年5月18日号より】

この鉄道地下化により、パース駅周辺には、10万平方メートル以上の新たな商用空間が生まれ、2400戸のマンションも建設されます。その経済効果は8億ドルに達すると見積もられています。

このプロジェクトが完成するまでに、10年から15年を要する計画とのことです。

(2005.05.18)

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