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日本人のリタイアメント意識、きわめて現実的
多国籍金融企業Axaが行った、世界26カ国の人々(15,000人)のリタイアメントの時期に関する意識調査によると、リタイアメントへの希望、予定、実行の平均年齢は、日本人の場合、ほとんど違いが無いのに対し、他国では、予定年齢が数年長い特徴がありました。
この調査は、リタイアメントをする年齢について、 (1) 「いつリタイアしたいですか」、 (2) 「いつリタイアする計画ですか」、 (3) 「実際にはいつリタイアしますか」の三つの質問をしたものです。
下のグラフのように、日本人の場合、 (1) (2) ともに61歳、 (3) が60歳と、三者ほぼ一致しています。他方、アメリカ人やオーストラリア人の場合、
(2) が(1) (3) より4〜5歳長くなる結果がでています。また、英国、中国も、差はやや短いながら、同様な傾向があります。
この調査結果の限りでは、日本人は、他国の人々より、希望も予定も現実的に考え、また、その考えがほぼ実現していると言えそうです。他方、他国では、望みに反し、長く働く必要があるものの、皮肉にも、ほぼその望みにそってリタイアしている現実があると、読めます。
(資料出所: 29 January 2008, Australian Financial Review 紙)
(2008.1.30)
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