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豪のパート就業者、先進国で第二位
オーストラリアでパートタイムで働いている人は、2007年で、全就業者のうち、男性で16パーセント、女性で45パーセント、全体で29パーセントとなっていますが、そのうち、男性で35パーセント、女性で25パーセントが、もっと長い時間、働きたいとの希望をもっています。
下のグラフが示すように、この30年間で、パートタイマーの割合は、全体でほぼ3倍に増加してきました。生産性委員会が発表した調査によると、近年の好景気により、人で不足が深刻にもかかわらず、上記のように、就業の機会が見つからない人は、まだ、数多くみられます。
これは、技能と教育不足、使用者に高齢とみなされること、子供の保育が困難、不健康といったことがその理由となって、そうした意欲を満たすことができなくなっていると、同委員会は見ています。
また、近年の現象では、こうしたパートタイマーを増加させているのは、海外からの留学生とワーキングホリデー取得者です。それぞれ、年に25万人、14万人と、大きな供給源となっています。
また、60歳以上の退職者も、パートタイマーとして復帰する傾向があります。これは、政府が、そうした収入への課税を弱めた政策に関係していると見られています。
なお、国際比較によると、OECD30ヶ国のうち、オーストラリアは、パートタイマーの割合が、1位のオランダにつづいて2番目に高い国となっています。
(資料出所: 31 May - 1 June 2008, Australian Financial Review 紙)
(2008.5.31)
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