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憲法改正議論のまず第一が、第96条改正だという。
三分の二の同意はハードルが高いから、それを低くするのがまず必要という。
三分の一の反対者で、大事な改正がストップされるのはおかしいという。
そもそも、自分たちの改正理由が、大勢の理解を得られることが無理だと承知で、だからその手続きから変えてゆこうとする。
ゲームに勝てないから、そのルールを変えようする。なんという邪悪な議論でしょうか。
こんな、誰が見てもごり押し見え見えの議論が、厚顔無恥にのし歩く。
そこには、なんとも依怙地な “病相” が漂っています。
別掲の 「ダブル・フィクションとしての天皇 第92回」 に、 「罪意識の共有」 とのタイトルで、自分でも重たい記事を書きました。
そして、その重たさはどこからきているのか。
ある集団の共通の傾向は、その集団内部では、あまりに共通すぎて、その存在に気付けないものです。
たとえそれが、ひとつの “病相” であったとしても。
どうぞ、別掲の 「罪意識の共有」 をご一読ください。
(2013年6月6日)
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