続く建設ブーム - 主役は住宅から非住宅部門へ
住宅建設がピークを過ぎるなかで、産業施設建設、土木、資源部門でのプロジェクトがあいついで着手され、こうした非住宅セクターのそれぞれの部門で、25パーセントを超える成長を見せています。

Housing Industry Association と Reed Construction Data の共同調査によると、2005年度に開始されるプロジェクトは、土木で27パーセント、資源および産業施設でそれぞれ25パーセントという、大きな成長を見せています。

別表は、上位20社の2005年度開始のプロジェクト事業量のランキングを、セクター別(左から、商業、工業、自治体、土木、住宅、資源)に区分けしてあげたものです。建設業界では、今年度に開始されるプロジェクトは、全業界の非住宅部門を合計すると、年率で8パーセント伸びて290億豪ドル(2.5兆円)に達すると見込んでいます。。

このランキングには、ヨーロッパ系の企業も名をつらね、今年の特徴は、中国企業の名も見られることです。一時期なら、日本勢が名をつらねていましたが、現在では、そのすべてが撤収しています。

   
           資料出所:Australian Financial Review, 29 September 2005.

(2005.9.29)

                                              政治・経済 もくじへ
                                                   HPへ戻る

HPへ戻る