公定利率据え置きで、成長に強気見通しも
オーストラリア連邦銀行は、先週、公定利息の据え置きを決めましたが、2月13日、今年のインフレ率の予測を発表し、先の予測であった3パーセントから引き下げ、2.75パーセントとしました。いまだ、賃金上昇が物価上昇の圧力要素として除去はされないものの、こうしたインフレ率の総合的緩和見通しが公式に出されたことから、現行5.5パーセントの公定利息は、今サイクルの最高レートとなるかもしれないとの予想も出始めています。
今年最初の金融政策の発表となったこの連銀の見通しは、中国からの安い製造業製品の輸入と国内需要の減退が、「物価上昇にふたをした」、との理由によります。
金融市場においては、経済成長の見通しについて、昨年末の連銀見通しにもとずき、やや強気の3パーセントが大勢でした。しかし、この連銀発表の前では、その成長率低下の要素が40パーセントあるとしていましたが、その後では、20パーセントまで下がっています。
(資料出所: 14 Feb 2006, Australian Financial Review 紙)
(2006.2.14)
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