豪ドルレート下降見通し
円に対して高値を続けてきた豪ドルは、この先、大きく値下がりするという見通しが主流をしめてきています。
ことに4月に、30億ドルにのぼる豪ドル建て債券が満期となり、しかも、その大半が円に換金されると見られています。
下のグラフは、過去8年間と今後2年間の、豪ドル対円レート(赤線、右目盛り)および日本からの豪ドル資産への需要(緑線、左目盛り)の変化を示したものです。豪ドルレートは、22日現在、すでに84円を割り始めており、今後、60円台までの下降が予測されています。
アナリストとによると、この数日の豪ドルレートの下降は、ニュージーランドドルが売られている余波で、世界の投資家にとって、豪ドルもNZドルも、高利回りの同一ブロック通貨と見なされているためとのこと。
ニュージーランドは経常赤字がGDPの9パーセントを超えると見込まれ、ちかじか、利率の切り下げが見込まれています。
(資料出所: 22 March 2006, Australian Financial Review 紙)
(2006.3.22)
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