利上げ延期か
予想外のインフレ率の低さが、11月2日に予定されている連邦準備銀行の定期会議で、引き上げ確実と予想されていた政策金利の実施を、来年早々へと延期させそうです。

10月27日に発表された消費者物価指数によると、9月までの一年間の underlying inflation (季節変動値抜きの値)は2.4パーセントで、最近5年来の低さとなりました。この数値では、連銀のターゲットとする2〜3パーセントとする誘導幅(グラフ参照)の下半分に領域に入るもので、過去5期連続で据え置きとされてきた政策金利は、4.5パーセントのまま、再度、据え置きとなる公算が高まっています。

投機筋の見方では、このインフレ率の発表までは、金利引き上げの確立は60パーセントと予想されていましたが、この予想外の低さによって、その確立は15パーセントにまでさがりました。



        資料出所: 28 October 2010, The Australian Financial Review.

 (2010.10.28)

 
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