高騰する資源産品価格は、4−6月四半期のオーストラリア企業利益を、予想されていた5.8パーセントを3倍以上も上回る、ほぼ20パーセントにまで引き上げ、鉱山関係企業の経常利益では、季節変動値を除外して、63パーセント上昇させました。
政府統計局によると、この異常な伸びは、同種統計が始まって以来のもので、通常ではない状況のもとで生じたものとして、統計上 「high extream
data」 として扱うとしています。
中国による鉄鉱石や石炭への強い需要による契約価格の上昇を、オーストラリア準備銀行は、「歴史的高価格」と呼んでいます。
準備銀行副総督によると、中国やインドによる長期的な需要により、こうしたブーム状態は、15年を越えてまでは続かなかった以前のブームを越える可能性がある、と語っています。
こうした資源ブームにより、9月1日に発表されるGDP値も、同四半期に、0.9パーセントと、前期の0.5パーセントのほぼ倍増すると予想されています。
記事出所:Australian Financial Review, 31 August 2010.
(2010.8.31)
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